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黄山ヶ原

監督:イ・ジュニク
キャスト:
パク・チュンフン(『トゥー・ガイズ』)
チョン・ジニョン(『ガン&トークス』)
イ・ムンシク(『大韓民国憲法第1条』)
ヤン・ジヌ(TBS系ドラマ『ヤクソク』)
シン・ヒョンジュン(友情出演)
キム・スンウ(友情出演)

2003年/韓国
カラー/35mm/1:1.85/Dolby SRD/104分



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黄山ヶ原(原題:黄山伐)
(Once Upon a Time in a Battlefield)

story

 時は660年、三国時代、新羅・唐連合軍と百済の間で繰り広げられた「黄山ヶ原の戦い」にまつわる悲喜劇を笑いと涙で描いた、異色のお笑い歴史コメディ。加えて、当時の唐・高句麗・新羅・百済・倭(日本)の政治的な関係が、現在の東アジアを取り巻く情勢と酷似している点に注目した国際政治風刺劇にもなっています。

comment:

 この「黄山ヶ原の戦い」は日本史とも大きな関わり合いがあります。黄山ヶ原で破れた百済は滅亡し、その遺臣から救援依頼を受けた大和朝廷が朝鮮半島へ派兵。新羅・唐連合軍との間に「白村江の戦い」が起こったからです。そして、白村江での大敗後、百済から亡命してきた多くの渡来人によってもたらされた文化や技術により、当時の日本は高度に発展することとなります。

 新羅のキム・ユシン将軍演じるチョン・ジニョンと、百済のケベク将軍演じるパク・チュンフンの爆笑方言対決(慶尚道vs全羅道)が人気を呼び、韓国では270万人を動員するメガ・ヒットに。『達磨よ、ソウルへ行こう』の製作者イ・ジュニクがメガホンを取っており、出演者の多くが両作品でかぶっています。また、シン・ヒョンジュン、キム・スンウをはじめとする豪華友情出演陣にもご注目を!

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