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ASICRO FOCUS file no.82

観応えあり!充実の新作ラインナップ

それぞれのシネマ

シークレット・サンシャイン

上:『それぞれのシネマ』オープニング作品
下:『シークレット・サンシャイン』クロージング作品

 今年も粒よりの新作映画が揃いました。特別招待作品、コンペティション作品ともに、斬新な新作映画から、すでに世界の映画祭で高く評価された話題作がずらり。観たかったあの作品、気になるこの新作、この監督…と、フィルメックスならではの先取りラインナップで、たっぷりと堪能することができそうです。すでに売切作品も出ていますが、当日券にもチャンスあり。じっくりと作品チェックして、観たい映画をチョイスしてください。

 まずはオープニング作品。カンヌ映画祭の60周年を記念して企画された、35人の名監督たちによるオムニバス作品『それぞれのシネマ』が選ばれました。「映画館」をテーマに、3分間の短編作品で構成されているこの作品。チェン・カイコー、ホウ・シャオシェン、北野武、ツァイ・ミンリャン、ウォン・カーウァイ、チャン・イーモウと、アジアの巨匠たちも名を列ねています。

無用

放・逐

上:『無用』/下:『放・逐』
 クロージング作品に選ばれたのは、イ・チャンドン監督の新作『シークレット・サンシャイン』。今年のカンヌ国際映画祭で、主演のチョン・ドヨンが最優秀女優賞を獲得した話題作です。さらに、ヴェネチア映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した、ジャ・ジャンクー監督の新作『無用』も上映されます。香港映画ファンには、お待ちかね、ジョニー・トー監督の『放・逐』がついに上映されます。

 その他、今年も充実したトークイベントを開催。インド映画の知られざる巨匠「リッティク・ゴトク特集」や、日韓交流学生映画をメインとしたシンポジウムも開催されます。こうしたイベントは、監督や俳優たちと身近に接する機会でもあり、監督や作品をより深く理解する貴重な時間でもあります。映画祭ならではのこれらのイベント、ぜひ覗いてみてくださいね。

■ラインナップの見方とご注意
*上映会場は会場別に色分けされています。時間は上映開始時間です。
T印はゲストによるティーチ・イン、A印は舞台挨拶の予定がある回。(ゲスト情報は変更の可能性あり)
*最新情報については公式サイトをこまめにチェックしてください。

●特別招待作品

それぞれのシネマ
それぞれのシネマ
To Each His Own Cinema
(07年/多国籍競作/120分)
監督:テオ・アンゲロプロス、オリヴィエ・アサイヤス、ビレ・アウグスト、ジェーン・カンピオン、ユーセフ・シャヒーン、チェン・カイコー、マイケル・チミノ、イーサン&ジョエル・コーエン、デヴィッド・クローネンバーグ、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、マノエル・デ・オリヴェイラ、レイモン・ドゥパルドン、アトム・エゴヤン、アモス・ギタイ、ホウ・シャオシェン、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アキ・カウリスマキ、アッバス・キアロスタミ、北野武、アンドレイ・コンチャロフスキー、クロード・ルルーシュ、ケン・ローチ、ナンニ・モレッティ、ロマン・ポランスキー、ラウール・ルイス、ウォルター・サレス、エリア・スレイマン、ツァイ・ミンリャン、ガス・ヴァン・サント、ラース・フォン・トリアー、ヴィム・ヴェンダース、ウォン・カーウァイ、チャン・イーモウ
カンヌ映画祭60回を記念して、世界の著名監督が制作した短編オムニバス。35人の監督たちがそれぞれの視点から、3分間で「映画館」を描く。
*オープニングセレモニー付
17日:TKF 14:40C
G:山崎裕
  行定勲
  ドロナー・ヴェナー
  クリスチャン・ジュンヌ

シークレット・サンシャイン シークレット・サンシャイン
Secret Sunshine(07年/韓国/144分)
監督:イ・チャンドン
主演:チョン・ドヨン、ソン・ガンホ
幼い息子をつれて、地方都市・密陽(ミリャン)に移り住んだ女性をめぐるストーリー。チョン・ドヨンがカンヌで女優賞を受賞。
*クロージングセレモニー付 25日:YAH 17:10CT
G:イ・チャンドン(CT)
  山崎裕
  行定勲
  ドロナー・ヴェナー
  クリスチャン・ジュンヌ
  受賞者(予定)

脳に烙印を! 脳に烙印を!
Brand Upon the Brain
(06年/カナダ/95分)
監督:ガイ・マディン
奇才ガイ・マディンが自分の幼少期を脚色化した傑作。孤島を舞台に、奇妙な一家の奇想天外な物語を独創的な怪奇趣味で描く。
18日:YAH 19:00
23日:YAH 10:20

食べよ、これは我が体なり 食べよ、これは我が体なり
Eat, for this is my body
(07年/ハイチ/105分)
監督:ミケランジュ・ケイ
ミケランジュ・ケイの衝撃的な長編第一作。白人の老婆とその娘、子供たちと黒人召使。幻想的な表現が見る者を圧倒。
23日:CQY 21:15
25日:YAH 13:10T
G:ミケランジュ・ケイ

撤退 撤退
Disengagement(07年/イスラエル/115分)
監督:アモス・ギタイ
主演:ジュリエット・ビノシュ
巨匠アモス・ギタイの最新作。父の死後、ガザ地区へ自身の娘を探しに行く女性が直面する現実を、圧倒的な緊張感で描く。
18日:YAH 15:40T
19日:YAH 11:40T
G:マリー=ジョゼ・
  サンセルム(脚本)

サントゥール奏者 サントゥール奏者
Santuri(07年/イラン/106分)
監督:ダリウシュ・メールジュイ
巨匠メールジュイの新作。イランの伝統的弦楽器サントゥールの音楽を織り交ぜつつ、酒と薬物に溺れるミュージシャンの生き様を新鮮なタッチで描く。
19日:YAH 18:30A
20日:YAH 12:30A

G:ファラマルズ・
  ファラズランド(P)
  アフマッド・ハジ・
  エブラヒム・アラギ(P)

東 東(Dong)
Dong(06年/中国/66分)
監督:ジャ・ジャンクー
中国現代美術の代表的画家・劉小東を追ったドキュメンタリー。三峡ダム工事の男たち及びバンコクの女たちを描く過程を撮影。
*『私たちの十年』(07/10分)と併映。
17日:CQY 21:30A
24日:YAH 16:20
G:ジャ・ジャンクー
  チャオ・タオ(P)

無用 無用
Useless/Wuyong(07年/中国/84分)
監督:ジャ・ジャンクー
ファッションをテーマに、広東省の縫製工場、気鋭の女性デザイナー、山西省の裁縫店の3部構成で中国の現状を多面的に描く。ヴェネチアで最優秀ドキュメンタリー賞。
17日:TKF 19:10T
G:ジャ・ジャンクー
  チャオ・タオ(P)

放・逐 Exiled 放・逐(原題)
Exiled(06年/香港/108分)
監督:ジョニー・トー
主演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン
中国返還直前のマカオを舞台に幼馴染みの5人の男達が組織を敵に回して戦う。息を呑む派手な銃撃戦と友情で描く痛快傑作。
18日:YAH 12:30
(c) 2006 Media Asia Films (BVI) Ltd.

アンジェラ・マオ 女活殺拳 アンジェラ・マオ 女活殺拳
Hapkido(72年/香港/91分)
監督:ファン・フェン
主演:アンジェラ・マオ
実業家としても活躍する新世代の候補者は、再選を狙う現会長と対立。香港マフィアと中国政府当局との関係を背景に描く。
*デジタルリマスター上映
24日:YAH 19:00A
G:アンジェラ・マオ
*トークイベントあり
 (17:40-18:20)
(c)1993, 2007 STAR TV Filmed Entertainment Limited.


▲特別招待作品 ▼コンペティション作品 ▼中国映画祭2007
更新日:2007.11.10
●back numbers
■会場リスト

TKF:東京国際フォーラム
YAH:有楽町朝日ホール
CQY:シネカノン有楽町

チケット情報
発売日:11月3日
発売場所:チケットぴあ店舗、ファミリーマート、サンクス
東京国際フォーラム
●全席指定1500円
・11/14まで販売。
・オープニングセレモニー付。
舞台前/前方/中央/後方/2階席/3階席のいずれかを選んでご購入頂けます。
●当日券
一般1800円/学生1500円
・上映当日、会場にて13時より
 発売。
有楽町朝日ホール
各回入替制・全席指定
●前売1回券1300円
・各上映日3日前まで販売。
舞台前/前方/中央/後方のいずれかを選んでご購入頂けます。
●平日昼間3回券3300円
・当日引換、11/12まで販売。
●当日券
一般1700円/学生1300円
・指定席制
1回目開場40分前よりその日の全上映回分を発売。
シネカノン有楽町
●前売1回券1300円(指定席)
・各上映日3日前まで販売。
●当日券
一般1700円/学生1300円
シネカノン有楽町1丁目8F特設受付にて各日20:00より発売。
*特別興行につき、CQNポイントカード、水曜サービスデーは適用外。
フィルムセンター大ホール
入替制・自由席
●当日券のみ:一般800円/高校・大学生・シニア(65歳以上)600円/小・中学生400円/障害者は無料(付添者は原則1名まで)
発券場所:2階受付
*シニア(65歳以上)は必ず年齢を証明できるものを提示。
*観覧券は当日・当該回のみ有効
*発券・開場は開映30分前から。定員になり次第締切。
■トークイベントの予定
Marunouchi Cafe
*入場無料(事前申込制)
*お申込みはこちら

11/18 14:30(60分)
それぞれのシネマ
登壇:ジャ・ジャンクー
   行定勲

11/19 19:00(60分)
それぞれのシネマ-美術編
登壇:小山登美夫
   ゲスト(未定)

11/23 19:00(60分)
それぞれのシネマ
登壇:イ・チャンドン
   柳美里
朝日ホール・スクエア
*入場無料(先着順)

11/21 14:30(30分)
イ・チャンドン監督を囲んで
登壇:イ・チャンドン

11/24 17:40(40分)
伝説のクンフー・ヒロイン
アンジェラ・マオの魅力

登壇:アンジェラ・マオ
   宇田川幸洋
■シンポジウムの予定
11/19 18:30(150分)
日韓交流シンポジウム
アジア映画の未来

*日韓学生共同制作映画2作品の上映を含む
会場:東京国際フォーラム
   ホールD
登壇:安貞淑、パク・キヨン、李鳳宇、市山尚三、掘越健三
●お問合せ
東京フィルメックス事務局
TEL/03-3560-6393
http://www.filmex.net