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ASICRO FOCUS file no.260

今年はゲストとの交流を再開!
第18回大阪アジアン映画祭(3/10−19)
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 「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに掲げる大阪アジアン映画祭(OAFF2023)が、いよいよ3月10日(金)から開幕します。今年は16の国と地域で製作されたアジアの人々に関連する多彩な映画を全51作品を上映。また、今年はコロナ禍で途絶えていたゲストとの交流を再開。香港、台湾、タイ、韓国、インド、インドネシア、バングラデシュ、日本などから30作品以上のゲスト約60名が来場し、舞台挨拶やQ&Aなどを行います。また、上映会場の1つには、2022年春にオープンした大阪中之島美術館が新たに加わりました。

 オープニング作品に選ばれたのは、世界初上映となる香港映画『四十四にして死屍死す』。今年のオープニング上映は会期中の3月15日(水)、メイン会場のABCホールで上映されます。当日はホー・チェクティン(何爵天)監督と、メインキャストの1人、死体を発見する婿役を演じるウォン・ヤウナム(黃又南)が登壇予定です。クロージング作品は坂口健太郎主演の『サイド バイ サイド 隣にいる人』。上映は最終日19日(日)の授賞式後で、伊藤ちひろ監督が登壇予定です。本作は4月14日からの全国公開に先立つ世界初上映となります。

四十四にして死屍死す

オープニング作品は香港映画『四十四にして死屍死す』

サイド バイ サイド 隣にいる人

クロージング作品は『サイド バイ サイド 隣にいる人』
黒の教育

クー・チェンドンの監督デビュー作品『黒の教育』

白日青春

移民問題を描くアンソニー・ウォン主演の『白日青春』
 コンペティション部門で気になる作品は、なんといっても『あの頃、君を追いかけた』の主演俳優クー・チェンドン(柯震東)がギデンズ・コー(九把刀)の脚本で監督デビューした『黒の教育』。本作では、出演者のケント・ツァイ(蔡凡熙)がゲスト来日予定です。また、アンソニー・ウォン(黃秋生)が偏屈なタクシー運転手を演じ、昨年の台湾金馬奨で多数受賞となった『白日青春』、『少年たちの時代革命』のラム・サム(林森)監督による社会派作品『窄路微塵』も注目したい作日です。猫と癒しを描く異色のインド映画『マックスとミンとミャーザキ』も気になります。

 企画上映では、恒例の「ニューアクション!サウスイースト」「台湾:電影ルネッサンス」がない分、作品数が減っているのが残念ですが、プログラミングディレクター暉峻さん肝いりの「特別注視部門」は14本と増加。韓国の女優イ・ジュヨンやムン・ヘインの監督デビュー作など短編を9本上映します。また、今後の動向が気になる香港については「Special Focus on Hong Kong 2023」で注目の4作品(うち2本はコンペティションにも参加)が上映されます。

 そして、今年は審査委員の皆さんも多彩。コンペティション部門審査委員では香港のホー・チェクティン監督、台湾のシエ・ペイルー(謝沛如)監督、芳泉短編賞審査委員ではインドネシアのギナ・S・ヌール監督、タイのバンジョン・ピサンタナクーン監督、香港のエリック・ツァン・ヒンウェン(曾慶宏)監督が参加します。監督を交えたシンポジウムも無料で開催されます。今年はぜひ、会場へ足を運んで映画や交流を楽しんでください。

■ラインナップの見方とご注意
*上映会場は会場別に色分けされています。時間は上映開始時間です。

オープニング&クロージング作品

柳川 四十四にして死屍死す
死屍死時四十四/Over My Dead Body
(23年/香港/119分)
監督:ホー・チェクティン
出演:テレサ・モー、ロナルド・チェン
高層マンションで家族と暮らすミンは、ある夜、玄関先で裸の男性の死体を発見する!
オープニング作品
*World Premiere
15日:ABC 18:40
G:ホー・チェクティン
  ウォン・ヤウナム
19日:UB7 18:30

©:2023 One Cool Film Production Limited, 852 Films Limited, Icon Group Limited, the Government of the Hong Kong Special Administrative Region

サイド バイ サイド 隣にいる人 サイド バイ サイド 隣にいる人
Side by Side(23年/日本/130分)
監督:伊藤ちひろ
出演:坂口健太郎、齋藤飛鳥
目の前に存在しない「誰かの想い」が見える青年・未山。その力で人々を癒やし、恋人とその娘・美々と静かに暮らしていた。
クロージング作品
*World Premiere
19日:ABC 18:30
G:伊藤ちひろ

©:2023『サイド バイ サイド』製作委員会

コンペティション部門

香港ファミリー 香港ファミリー
過時・過節/Hong Kong Family
(22年/香港/112分)
監督:エリック・ツァン・ヒンウェン
出演:テレサ・モー、ツェー・クワンホウ
家族内トラブルをきっかけに、家庭崩壊が始まった香港の中流家庭。数年後、家族は…。
*Japan Premiere
16日:ABC 15:50
19日:ABC 10:00

G:エリック・ツァン・
  ヒンウェン

©2022 Tales of Honey Limited.

白日青春 白日青春
白日青春/The Sunny Side of the Street
(22年/香港・シンガポール/111分)
監督:ラウ・コックルイ
出演:アンソニー・ウォン、サハル・ザマン
タクシードライバーのチャンは、自分のせいで父親を死なせたハッサンを守ろうとする。
*Japan Premiere
12日:CLU 16:40
17日:ABC 10:10

©Pelra Films Pte Ltd

窄路微塵(きょうろみじん) 窄路微塵(きょうろみじん)
窄路微塵/The Narrow Road
(22年/香港/115分)
監督:ラム・サム
出演:ルイス・チョン、アンジェラ・ユン
停滞する経済や人口流出により厳しい状況にある香港を、新型コロナウイルスの流行が襲う。
*Japan Premiere
10日:CLU 13:00
18日:UB7 18:30
G:ラム・サム

©mm2 Studios Hong Kong

黒の教育 黒の教育
黑的教育/Bad Education(22年/台湾/78分)
監督:クー・チェンドン
出演:ベラント・チュウ、ケント・ツァイ
どこにでもいるような高校生男子3人組。卒業式の夜、永遠の友情を交わすべく「自ら犯した秘密の悪事」を告白し始める。
*International Premiere
12日:CLU 21:35
18日:ABC 10:20
G:ケント・ツァイ

©Charvest 9 Road Ent.

本日公休 本日公休
本日公休/Day Off(23年/台湾/106分)
監督:フー・ティエンユー
出演:ルー・シャオフェン、フー・モンボー
常連客に支えられて40年、昔ながらの理髪店を営んできたアールイは、彰化から通い続けていた男性客が病の床に伏したことを知り…。
*International Premiere
14日:CLU 20:00
17日:ABC 15:50
G:フー・ティエンユー
  ルー・シャオフェン

ユー&ミー&ミー ユー&ミー&ミー
You & Me & Me(23年/タイ/121分)
監督:ワンウェーウ・ホンウィワット
   ウェーワン・ホンウィワット
出演:ティティヤー・ジラポーンシン
一卵性双生児のミーとユー。マークと出会い、初めてシェアできない事態に直面する。
*Japan Premiere
12日:CLU 14:15
16日:ABC 10:20
G:ワンウェーウ・ホンウィワット、ウェーワン・ホンウィワット

©2023 GDH 559 Co., Ltd.

ライク&シェア ライク&シェア
Like & Share(22年/インドネシア/112分)
監督:ギナ・S・ヌール
出演:オーロラ・リベロ、アラウィンダ・キラナ
セクシーな食事シーンを動画配信する17歳のリサとサラ。偶然、調理器具の店で、流出動画の被害者女性を見掛け、後をつける。
*Japan Premiere
14日:CLU 15:20
18日:ABC 12:50
G:ギナ・S・ヌール

マックスとミンとミャーザキ マックスとミンとミャーザキ
Max, Min and Meowzaki
(22年/インド/135分)
監督:パドマクマール・ナラシンハムールティ
出演:アディル・フセイン、ナーサル
同棲相手のミンに別れを告げられたマックスは猫の「ミャーザキさん」を引き取ることになる。
*Japan Premiere
17日:ABC 18:45
G:パドマクマール・ナラシンハムールティ
19日:UB7 21:10

トラの旦那 トラの旦那
Tora's Husband(22年/インド/135分)
監督:リマ・ダス
出演:アビジット・ダス、タラリ・カリタ・ダス
小さな町でレストランを営む誠実な男ジャーン。コロナ禍のプレッシャーに疲れ、酒でストレスを発散。妻のトラは夫に不満を抱く。
*Japan Premiere
16日:CLU 18:15
18日:ABC 18:00

私だけの部屋 私だけの部屋
A Room of My Own/Chemi otakhi
(22年/ジョージア、ドイツ/106分)
監督:イオセブ・"ソソ"・ブリアゼ
出演:タキ・ムムラゼ、マリアム・フンダゼ
コロナ禍のアパートという限られた空間の中で育まれる、女性同士の親密な絆を描く。
*Japan Premiere
14日:CLU 13:00
18日:ABC 15:50

赦し 赦し
December(22年/日本/98分)
監督:アンシュル・チョウハン
出演:尚玄、MEGUMI、松浦りょう
17歳で殺人を犯し懲役20年を言い渡された少女の再審を巡る加害者と被害者双方の葛藤を通し、魂の救済を真っ向から描く。
*Japan Premiere
11日:CLU 12:00
G:アンシュル・チョウハン
  尚玄、松浦りょう
15日:CLU 15:50

©2022 December Production Commitee.

天国か、ここ? 天国か、ここ?(23年/日本/61分)
Is This Heaven?
監督:いまおかしんじ
出演:河屋秀俊、武田暁、平岡美保
川島伸夫が死んだ場所・島根県出雲市。ここを天国に設定したら、俺の周りで死んだやつらがわらわら出てきた。
*World Premiere
14日:CLU 18:10
16日:ABC 13:40
G:いまおかしんじ
  河屋秀俊、武田暁
  水上竜士

愛のゆくえ 愛のゆくえ
Where Love Goes(23年/日本/88分)
監督:宮嶋風花
出演:長澤樹、窪塚愛流、林田麻里
北海道で暮らす、幼馴染の愛と宗介。育ての親・由美の愛情で守られていた世界が、ある日、由美の死により崩壊してしまう。
*World Premiere
15日:CLU 20:30
17日:ABC 13:10
G:宮嶋風花

©愛のゆくえ

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
People Who Talk to Plushies Are Kind
(23年/日本/109分)
監督:金子由里奈
出演:細田佳央太、駒井蓮、新谷ゆづみ
京都の⼤学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、新世代が紡ぐ、やさしさの意味を問い直す物語。
*World Premiere
15日:CLU 13:40
19日:ABC 15:35
G:金子由里奈

©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」

特別招待作品

リメンバー(原題) リメンバー(原題)
Remember(22年/韓国/128分)
監督:イ・イルヒョン
出演:イ・ソンミン、ナム・ジュヒョク
家族を殺された老人が60年越しの壮絶な復讐を実行する。アトム・エゴヤン監督作『手紙は憶えている』(15) の韓国版リメイク。
*Japan Premiere
17日:UB7 18:30

©2022 Acemaker Movieworks & Moonlight Film

子どもの瞳をみつめて 子どもの瞳をみつめて
YIELD Final Version(22年/フィリピン/93分)
監督:瓜生敏彦、ビクター・タガロ
出演:田中圭、南沙良、河合優実
フィリピンの最貧困エリアに暮らす子どもたち9人の生活を追ったドキュメンタリー。瓜生敏彦とビクター・タガロが8年以上にわたって撮影。
*World Premiere
10日:CLU 20:40
G:山口千恵子
 (統括プロデューサー)

©2022 日活


▲コンペティション&特別招待作品 ▼特別注視部門&特集企画
更新日:2023.3.21
back numbers

■会場リスト

ABC:ABCホール
CLU:シネ・リーブル梅田
UB7:梅田ブルク7
ONM:大阪中之島美術館
INM:国立国際美術館

■各会場へのアクセス
ABCホール
シネ・リーブル梅田
梅田ブルク7
大阪中之島美術館
国際国立美術館


■チケット料金
前売券&当日券
ABCホール/シネ・リーブル梅田/梅田ブルク7
一般:1300円
大阪中之島美術館
一般:1000円
*前売・当日とも同料金
青春22切符・特別優待:500円
*22歳までの方対象
*当日窓口販売のみ
*要年齢確認
国際国立美術館
入場無料・開場より先着順
■チケット販売(発売中)
ABCホール
映画祭オンラインチケット
・ホール会場受付
シネリーブル梅田
テアトルシネマオンライン
・劇場窓口
梅田ブルク7
KINEZOオンライン
・劇場窓口
大阪中之島美術館
LivePocketオンライン
・1Fホール入場受付
*詳細は公式サイト
■シンポジウム
バングラデシュ映画に
新『風』が吹く

日時:3/12(15:30-17:00)
パネリスト:
メジバウル・ラフマン・シュモン
(『風』監督)
Shimul Biswas
(『風』プロデューサー)
Sazal Sarker(『風』編集)
会場:
大阪中之島美術館1Fホール
参加無料・事前登録制
*詳細はこちらへ
欲望に忠実に生きる女たちを
描き始めたインドネシア映画

日時:3/17(15:00-16:30)
パネリスト:ギナ・S・ヌール
(『ライク&シェア』監督)
会場:
大阪中之島美術館1Fホール
参加無料・事前登録制
*詳細はこちらへ
■イベント
アジア映画ブックフェア
アジア映画の多様で多彩な魅力が一堂に大集結。今年も「アジアの本の会」の書籍を展開!
期間:2/19-3/26
会場:
MARUZEN & ジュンク堂書店
梅田店5F 芸術書フロア

ポスター展
今年の上映作品ポスターを会期前に展示!
期間:3/3-17
会場:
大阪市役所正面玄関ホール
■連携企画
さらば、永遠の映画少年
追悼 大森一樹監督

大森一樹監督を偲んで、シネ・ヌーヴォとシネ・ピピアで追悼特集を開催。大森監督の代表作20本を一挙上映。
開催期間・場所
3/11-4/7:シネ・ヌーヴォ
4/14-27:シネ・ピピア
*作品等の詳細はこちら
映画祭ロスをぶっ飛ばせ!!
CINEMA NOON!
第18回アジアン映画祭2023
総決算!!

映画祭常連の映画評論家ミルクマン斉藤さんとUE神のCINEMA NOONコンビが、第18回アジアン映画祭2023をマニアックに振り返る。
開催期間・場所
3/20:中崎町 NOON+CAFE
*無料ライブ配信あり
第24回 中之島映像劇場
「ケアする映画をたどる」

「ケア」という主題から戦後日本のドキュメンタリー映画に流れる水脈に光をあてる。
開催期間・場所
3/18-19:
国立国際美術館 B1階講堂
詳細はこちら
花開くコリア・
アニメーション2023+アジア

韓国最新短編11本、中編2本とアジアの短編8本を上映。
開催期間・場所
5/13-14
プラネット・プラスワン

プレイベント:
大阪アジアン映画祭傑作選


開催期間
2022.12.10-14(終了)
会場:第七藝術劇場

上映作品
恋人のディスクール
(10年/香港/118分)
監督:デレク・ツァン
   ジミー・ワン
コードネームは孫中山
(14年/台湾/94分)
監督:イー・ツーイェン
でんげい わたしたちの青春
(15年/韓国/97分)
監督:チョン・ソンホ
コンペティション受賞結果

大阪グランプリ
ライク&シェア
監督:ギナ・S・ヌール

来るべき才能賞
クー・チェンドン
(『黒の教育』監督)

ABCテレビ賞
四十四にして死屍死す
監督:ホー・チェクティン

薬師真珠賞
ルー・シャオフェン
(『本日公休』主演俳優)

JAPAN CUTS Award
朝がくるとむなしくなる
監督:石橋夕帆

芳泉短編賞
燕は南に飛ぶ
監督:リン・モーチ

芳泉短編賞
スペシャル・メンション

できちゃった?!
(監督:パン・カーイン)

観客賞
本日公休
監督:フー・ティエンユー


お問合せ
大阪市総合コールセンター
(なにわコール)
TEL:06-4301-7285
(8:00-21:00)
FAX:06-6373-3302
公式サイト