logo


asicro gourmet file no.02

「アジアンデザート」シリーズ2・タイ
掲載日:2004.3.25
更新日:2004.12.29
●back numbers

ニムニムカティ

ニムニムカティ。
ココナッツミルクで作ったプリンはアムリタ食堂のオリジナルスイーツ(380円)

ココナッツアイス&カオニャ〜オには、ココナッツミルク・アイスの横にもち米が添えられ、ピーナッツのトッピングが。(480円)

 「甘い・酸っぱい・辛い」が三大特徴のタイ料理。そんな刺激的な食事の後で食べるタイのデザートは、ココナッツやもち米をベースにしたやさしい味。もっとも、食後にはフルーツを食べることの多いタイでは、デザートというよりもおやつやスナック感覚で食べられているようです。

 そんなタイのスイーツを、各国のアジアン・レストランがひしめく激戦区・吉祥寺にオープンしてまだ1年4ヶ月というニュー・フェイス「アムリタ食堂」の内山店長に紹介していただきました。

 タイのスイーツはその名の通り「甘い!」とおっしゃる内山店長。お店で出されているのは日本人の舌に合わせて、やや甘味を抑えたものになっているとか。その原料はお米、ココナッツ、パーム・シュガー。ココナッツ・アイスは別として、基本的にお汁粉タイプのものが多く温かいのも特徴だそうです。

 一見、四角い焼豆腐?もしくはティラミスを思わせる、タイでは定番のスイーツ「モーゲーン」は、一口食べてまずその熱さ(焼き立てだと)にびっくり! さらに、どっしりした食感とココナッツ風味の甘さが微妙にブレンドされて、不思議な感じで溶けていきます。その正体はクワイ芋。クワイと豆をすりつぶしたものにパーム・シュガーを加えて固め、こんがりと焼いたスイーツなのです。二層になった味のハーモニーも絶妙です。

 かわいらしい一口スイーツ「カノム・トゥアイ」もタイの定番。もち米をすりつぶしてココナッツミルクを混ぜたものを蒸してあり、ほんのり塩味が効いて甘味をひきたてています。ココナッツミルクともち米がニ層になっているので、小さいながらも奥深い味。

 タイ・ポップスが流れるゆったりとした店内で、本場タイのママさんシェフが作る家庭的な料理を楽しんだ後は、ぜひタイのスイーツを。内山店長からのメッセージは「リラックスしながらお食事できる空間をいつでも提供しています。癒されたい方は、ぜひ癒しの場としてもご利用ください。」

モーゲーン

モーゲーン。クワイ芋と黄色い豆の焼きプリン。(480円)

カノム・トゥアイ

カノム・トゥアイ。もち米とココナッツミルクが二層に。(190円)


アムリタ食堂(AMRITA)吉祥寺(東京)

アムリタ食堂

タイ飯&カフェレストラン・アムリタ食堂は、店先に置いてある屋台が象徴するように、気取らない田舎の素朴な家庭料理の味がモットー。シェフはタイ北部出身のおっかさんです。タイ庶民の食卓ではナイフを使わないため、アムリタ食堂でもナイフは出てきません。お肉を切り分けたい時はスプーンを使うか、かぶりつきましょう。ゆったりとくつろげる店内の一角では定期的なイベントを開催。民族舞踊からミニライブまで幅広いジャンルのイベントが無料で楽しめます。また地下のスタジオ・アムリタではバリ舞踊やガムランの講習会も開催中。
※詳細はhttp://www.cafeamrita.jp



アムリタ食堂データ

東京都武蔵野市吉祥寺本町
2-17-2
●TEL/0422-23-1112
●営業時間/11:45〜22:30
●最寄駅/
 JR・京王井の頭線吉祥寺駅
 東急百貨店脇の昭和通り沿い
 タワーレコード先を左折


 店長の内山さん

 店長の内山さん

●グルメ便利サイト
すきすきまんごぷりん
杏仁豆腐を極める
タイデザート教室
タイのデザート
ぐるなび
@グルメぴあ