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ASICRO GOURMET file no.06

「アジアンデザート」シリーズ6・インドネシア
掲載日:2004.5.28
更新日:2004.12.29
●back numbers

チェンドル

チェンドル(タピオカ入りかき氷)
海の色を思わせる淡いグリーンのタピオカの上に白いかき氷。上にのってるのは赤砂糖のシロップ。(650円)


ステージ

ホールにはバンド用ステージが。
毎月、一流の音楽家による民族舞踊
や生バンドの演奏が楽しめる。

 赤道直下の国インドネシアでは、熱帯雨林という豊穣な土地柄のせいで、お米は年に何度も穫れるし植物の繁殖力も旺盛。巨大なフルーツもごろごろしていて、ホテルの朝食では必ずカットフルーツとジュースが出て来ます。では、デザートにはどんな物があるのでしょう? 都内でも数少ないインドネシア料理専門店『ジュンバタン・メラ』の支配人・新貝さんにお聞きしました。

 インドネシアの庶民が食べているデザートまたはスイーツは?「バナナをスライスしてホットケーキに入れ、パンケーキのようにして食べたり、そのまま揚げて食べたりしますね。」やはり一番ポピュラーなのは、バナナの天ぷら(フリッター?)ピサンゴレンのよう。それ以外は、ドリアンなどのフルーツが主に食べられているようですが、観光王国インドネシアでは今、新しいデザートがどんどん生まれているとか。

 「リッツカールトンやフォーシーズンズなど、総料理長がフランスやイタリアから来ているので、出すものも変わって来ています。」ホテルで出されるデザートメニューはフレンチやイタリアンの影響を受けて、洗練されたものになってきているとか。これらはインドネシアの素材をアレンジしたもので、デザートにかぎらず、料理でも創作料理が増えて来ているそうです。「もちろん、屋台に行けば昔ながらのスイーツも食べられますよ。」

 ということで、『ジュンバタン・メラ』オリジナルの創作デザートと定番のピサンゴレンを紹介していただきました。まずは、お店のオススメ。目にも涼しいグリーンのタピオカが入ったかき氷、チェンドル。上にかかっている赤砂糖のシロップとかき混ぜて食べますが、黒砂糖ほどクセがなくさっぱりとした甘味。でもかすかに風味があってさわやかです。

 ピサンゴレンは揚げ立てバナナの上にかかったシナモンの香りが食欲をそそります。冷たいココナッツアイスとの相性もばっちり。インドネシア風マンゴプリンはというと、果肉と共にスライスされたプリンとクリームが絶妙のバランスで、マンゴの香りや食感も充分に味わえます。

 その他、インドネシアでしか食べられないような3色の羊羹状のお菓子や、ココナッツで作ったお団子なども、季節のデザートとして年に数カ月出しているそうです。それでは最後にメッセージを。「スパイシーな料理の後で、うんと甘いデザートを食べて、そのメリハリを楽しんでください。そして最後に、バリ独特のコーヒーもぜひどうぞ。」

ピサンゴレン

ピサンゴレン。
定番デザートのバナナの天ぷらココナッツアイス付。(700円)


特製マンゴプリン

特製マンゴプリン。
プリンと果肉をココナッツクリームのソースで。
(500円)


ジュンバタン メラ(Jembatan Merah) 赤坂見附(東京)

ジュンバタン メラ

渋谷から赤坂へ越して10年。従業員・キッチンはすべてインドネシア人を起用し、宮廷料理など本格的インドネシア料理を出している数少ない専門店です。常連客は元駐在員や大使館関係者、旅行やサーフィンで現地を訪れた若者など。日本人に合わせつつも、なるべく現地の味を損なわないよう心がけているそうです。新宿と六本木ヒルズ(バリカフェ・プトゥリ)の支店では、それぞれの場所に合った演出がされています。赤坂店には裏メニューもあるので尋ねてみましょう。次のガムランライブは6月9日。
※詳細は http://www.jbm-gr.com/


oolong tea


ジュンバタンメラ・データ

東京都港区赤坂3-20-6
日住金赤坂ビルB1F
●TEL/03-3588-0794
●営業時間/
 ランチ:11:00〜15:00
 ディナー:17:00〜23:00
●定休日/12月31日〜1月3日
●最寄駅/
 地下鉄赤坂見附駅徒歩5分


 支配人の新貝さん

 支配人の新貝さん

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