香港文化博物館でゆったり
2004年9月1日
博物館へ行こう! 思い立ったら吉日。香港には数々の○○館があるけれど、ずっと気になっていた沙田にある香港文化博物館へでかけてきました。
その前に…沙田の巨大ショッピング・モールに隣接する「スヌーピーワールド」へ!と思ったのですが、こちらへはあいにく雨降りだったので、中に入れず残念でした。子供さんがいらっしゃる方は、等身大よりも大きなスヌーピーファミリーと記念撮影ができるので、晴れた日にぜひどうぞ。
さてさて、KCR沙田駅で下車したら「B1」出口へ。目の前が大きなバス・ターミナルになっていますが、左の道を下ると先程より小さなバス・ターミナルに出ます。博物館行シャトルバスはこちらから出発。約10分ほどで、2000年12月に完成した香港で最大規模の香港文化博物館に到着。(注:沙田駅で下車して、ショッピング・モール方面へ看板に従って歩いても15分ほどです。)
こちらでは、完成当時から広東オペラの衣装や道具、舞台装置の展示に実演までも実施。今年、長洲島で開催された天后祭で使用した、大きな会場看板も展示してあります。じつは私、実物の劇を見た事がなかったので興味津々。多彩な衣装に優しいけれど張りのある声や舞、中国楽器の独特な演奏に余韻、その間合いに惹かれて行ったのでした。
また、観光局主催で毎週土曜日14:30〜15:45まで、日本語ガイド付き体験ツアーも行っています。内容は、VIP席での広東オペラ観劇(約30分)と歴史や文化の解説など。ご興味のある方は当日、博物館内インフォメーション前へ。料金・予約は不要です。解説なしで主に観劇をしたい方は、一階の自由席へどうぞ。人気催事なので、館内劇場前へ1時間前には到着した方がよいとか。こちらは15:00〜17:30まで開演しています。
まだまだあります。9月22日まで開催される「香港公共房屋發展五十年」展はその名の通り香港の公共住宅50年史です。昔の街角へタイムスリップしてしまったかのような錯覚を感じながら、当時を再現した部屋のラジオから許冠傑(サミュエル・ホイ)の曲が流れ…と情緒感たっぷり。そして「徐展堂中國藝術館」展は徐氏個人の所蔵物展示。中国宝物、紀元前からの秘蔵品が所狭しと並べられており圧巻です。
他にも2005年1月24日までの「書籍設計展」、10月4日までの「香港食境詩展」等など、たくさんの展示室があります。とにかく広い。とても見応えがあるので、ついつい時間の経つのも忘れて、次から次へと展示場を渡り歩いていると、4〜5時間があっという間に過ぎ去ってしまいました。
1階には、中国茶や軽い點心を扱う喫茶コーナーもあり、功夫茶スタイルで愉しめるまったり空間もあります。香港の文化や歴史を1日中、ゆったりとして楽しむのにもってこいです。
|