少し涼しくなりました。
こんな時は山へ「萬佛寺」へ!
2004年10月1日
今回は沙田の名所の1つ。気軽に山の上へ出かけられる、そして数々の仏像に囲まれる「萬佛寺」へ出かけてみました。KCR沙田駅で下車。B出口へ進み、目の前のバスターミナルを横目に、左へ道に沿って下ります。そのままIKEA の入っている新城市中央廣場と政府合署の間へ進むと、意外な所に小さな小道が。
ここを本当に登るの? なんて疑問を感じながらも進みましょう。すると、すぐにお坊様方(羅漢像)の歓迎を受けます。萬佛寺へ登る道は2箇所あります。どちらの道でも羅漢像がお迎えして下さるのですが、その数500体とか。今回、私が通った道の到着地は本堂裏手になりますが、登る時にはお薦めです。
さて、目に入ったのは金色に輝くお坊様の大勢なこと! これは必見です。ついつい一人一人…いや一体一体に「ご機嫌いかがですか?」「今日も暑いですねぇ」「へぇー!そうなんですかぁ?」なんて会話が弾みそうな…実際、声をかけちゃいまして、同行者に突っ込みを貰ったりもしましたが、あまりに表情豊かで親しみが溢れているんです。
しかし、結構辛い坂が続くので、履きなれた歩き易い靴が無難です。両隣にいらっしゃる光り輝く方々に見守られながら、息も絶え絶え。休み休み歩いて本堂に着いた頃には、達成感でいっぱいでした。しかし所要時間は20分程度。良い運動です。
さて到着したら、私は食い気!? ちまたで有名なノドが潤う「山水豆腐花」(熱・冷/6HK$)を。適度に利いてる生姜と甘さで、心地よい冷え具合の豆腐が疲れを癒してくれます。
そして本堂へ。この萬佛寺、創設者の月溪法師と街の人々の願いによって、萬佛殿、韋駄亭、観音亭、十八羅漢廊、萬佛塔、普賢菩薩亭、文殊菩薩亭が、1949年から1957年にかけて建設されました。1965年7月に、お経を念じながら天命を全うした月溪法師は、今も本堂の中心に即身仏となり座っていらっしゃいます。その壁には1万体以上の羅漢像が奉納され、ぎっしりと並んでいます。
また、お庭の大きな犬(獅子)の上にいらっしゃるのは、「三人寄れば文殊の知恵」などの名文句で知られる、お釈迦様の知恵を司る脇侍の「文殊菩薩様」。白象の上にいらっしゃるは脇侍の普賢菩薩様。その他、今は登れませんが、萬佛塔や韋駄天に観音様、地蔵様などなど…まさに仏教との触れ合いの場(失礼)と言ってもよいほど賑やかです。
本堂の裏へ進むと、干支に因んだ大侠に迎えられ、更に登ると観音様が見守ってくださいます。(1997年に起こった暴風雨での破損を今も修復中で、開放されてないお堂もあります。)そして何より見つけた時には喜んだのは、あの『インファナル・アフェア』に出演しているお坊様像! こちらの本堂では、映画の冒頭シーンが蘇ってしまいました。
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