尖沙咀の新しいショッピングスポット
2005年10月20日
9月末、尖沙咀のビクトリア港側、インターコンチネンタル・ホテルと太空館の間に、新しい「そごう」がオープンしました。この辺り、尖沙咀とは言っても立地が余りよくないんです。地下鉄の駅からはちょっと離れていますし、海べりなのでどこかに行くついでに立ち寄るという場所でもありません。ショッピングにしても食事にしても、よっぽどここにしかないものでない限り、カントンロードの方か尖沙咀イーストの方に行ってしまうでしょう。
しかし、そんな立地にドーンとオープンした「そごう」。銅鑼湾店が香港のデパート業界では一人勝ち状態なこともあり、かなり強気です。偶然オープン初日に行ってしまったのですが、そりゃあもうディズニーランドよりよっぽど混んでました。オープン当日のセレモニーにはジャッキー・チェンやTWINSなどが出席し、その後もほぼ週末ごとに芸能人を呼んでイベントをやっているようです。
この「そごう尖沙咀店」は、地下1階と2階の2フロア。それほど広くはありませんが、地下1階には化粧品とブランドショップ、靴・バッグなど、地下2階にはカジュアルウェアのショップと食料品売り場、イベント広場がコンパクトに配置されています。
特に地下1階は割とゆったりしていて、最近は客足も落ち着いてきたようですので、ブランドショッピングにはなかなか良さそう。ロンシャンやフェラガモ、エスカーダ・スポーツやアン・クラインなどが入っています。化粧品も充実のラインアップで、名の通った海外ブランドは一通り揃っていますので、いつも人でいっぱいの銅鑼湾店よりは数倍落ち着いて買い物できることうけあい。
とにかく2フロアしかないので、いわゆる普通の百貨店のように何でも揃うというわけではありませんが、たとえばペニンシュラやシェラトン、インターコンチネンタルなどに宿泊しての旅行であれば、一度のぞいてみる価値はあると思います。
この付近、前述のような一流ホテルが集まっている割には、店も少なく人通りも余り多くなく、尖沙咀にしてはパッとしない感じでしたが、今まで深[土川]から紅[石勘]止まりだった鉄道・KCRが尖沙咀イーストまで延びて、シェラトンの隣に駅ができたこと、そしてそごうのオープンでにわかに活気付いてきました。
インターコンチネンタルをはさんでそごうの並びにあるニューワールドセンターや、向かい側シェラトンの地下にあるショッピングモールも、以前よりだいぶ人が増え、店舗も充実してきたようです。ニューワールドセンターの前はずっとKCR関連の工事をしていて雑然とした感じでしたが、それもついに終わり、すっきりして格段にきれいになりました。
この辺りでちょっと注目なのは、ニューワールドの向かい側、ちょうどKCR尖東駅の上あたりにできた2軒の飲食店。一軒は、旺角にあった四川料理の店「面譜」(Mask)の支店、もう1軒はドイツ風ビアホールの「King Ludwig Beerhall」という店です。
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