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Hong Kong Now

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ちょっと可愛い「軽鉄」

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広大な湿地の中を歩く。手すりのないところが多く、うっかりしたら落ちそう!

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湿地側から探索中心を見たところ。背後に高層マンションが立ち並ぶ。

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小さな路地に並ぶ海産物店

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たたずまいも味のある小桃園酒家

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迫力の牡蠣フライ!


●香港湿地公園
開園時間:10時〜17時(祭日を除く)
*入園は16時まで
休園日:毎週火曜、旧暦元旦・2日
入園料:大人30HKドル
子供(3-18歳)・学生・老人15HKドル
*3歳以下の乳児は無料
http://www.wetlandpark.com
●小桃園酒家
流浮山正大街28號
TEL/2472-1153(香港)
香港湿地公園と流浮山の海鮮

2006年5月20日

 立ち並ぶ高層ビルや、エネルギッシュでにぎやかな街が定番イメージの香港ですが、中国よりの新界(ニュー・テリトリー)地区には意外なほどの自然が残っていて、野鳥保護区や自然保護区などが広がっています。今回は、天水圍にこの日オープンしたばかりの香港湿地公園に行ってきました。

 天水圍へは各地区からバスも出ていますが、今回は軽鉄(ライト・レイル)に乗ってみようということで、地下鉄美孚(メイフー)駅で西鉄に乗り換えて天水圍駅へ。天水圍から軽鉄で香港湿地公園駅に向かいました。

 軽鉄はその名の通りこじんまりした電車で、改札も踏み切りもありません。地下鉄・バス・KCR全て共通のプリペイドカード・八達通(オクトパスカード)のチェッカーが数台置いてあって、乗客は自主的にカードをかざして乗り込みます。こんな適当なことでいいのかしら?と思っていたら、乗車途中で車掌さん登場。「切符を拝見しまーす」という感じで、乗客の八達通をチェックしていました。

 天水圍は大規模な団地で、40階建てぐらいの高層マンションが立ち並んでいます。軽鉄の駅名は「天慈」「天湖」などほとんど「天」がつくのですが、なぜかその中に「銀座」という駅が。これは、この駅前にあるショッピングセンターが「嘉湖銀座」という名前だからなのですが、駅の英語名も「Ginza」になっているのが笑えます。付近には「有楽町」「日比谷」という看板も。ここは東京か??

 さて、天水圍から15分ほどで湿地公園駅に到着。駅の右側は立ち並ぶ高層マンション、左側は湿地公園の広大な敷地(61ヘクタールだそう)と、対照的な風景が広がっています。駅から陸橋を渡り、来た方向へ戻る形で5分ほど歩くと、湿地公園の入口に到着。チケットを買って中に入ると、まず中央に「湿地探索中心」という大きな建物があり、その両側は芝生の丘になっていて、この上から公園を見下ろすことができます。

 探索中心の中は、湿地の生き物などをビデオで紹介する「湿地世界」や、世界の様々な地域の伝統文化を紹介する「人類文化」、自然破壊について学習できる「湿地挑戦」などのセクションに分かれていて、どれも予想以上にお金がかかっているであろう凝ったつくり。特に「湿地挑戦」では、TVレポーターになって自然破壊の模様をレポートする放送シュミレーションや、自然を保護しながらの街づくりをテーマにしたコンピュータ・ゲームなどがあり、なかなかの人気ぶりでした。日本人の来場を期待しているのか、これらの映像ものには日本語表示がついています。

 一通り館内を見てから外へ。地球上に生息する動植物の40%がここに集められていると看板には書いてありましたが、オープンしたばかりだからか、それとも人が多すぎてみんな隠れているのか、正直言ってそれほどたくさんの生物がここにいるのかな?という感じ。それでも片手だけに大きなはさみを持つ赤いカニや水辺の鳥、トンボの大群などを見ることができました。

 この日はこの時期の香港にしては気温が低く、涼しい風が吹いてなかなか良い気持ち。水上を渡る手すりなしの板張りの道や揺れる浮橋などもありますが、基本的にはのんびりブラブラ、ゆったりと自然に親しむための公園です。


 2時間ほど公園をブラブラしていたらお腹が空いてきたので、一度天水圍に戻り、駅前からバスで流浮山へ。流浮山は向こう岸は中国、という香港の北側に位置する小さな漁村ですが、実は牡蠣で有名な海鮮の名所です。地図を持っていなかったので、わかるかな?とちょっと心配だったのですが、そんな心配は全く無用の小さな集落で、バス停前にすぐ2軒の海鮮レストランが。その左手に海産物の店が並ぶ細い通りがあります。

 干し牡蠣や塩漬けの魚、魚醤などが並んだその通りは、どことなくレトロな良い雰囲気。途中にも数軒レストランがあり、どれも良い味を出していて迷いましたが、今回は一番有名だという「小桃園酒家」に入ってみました。あいにく2人だったので、たくさんは食べられないということで、名物という「九蝦白灼」と牡蠣のフライ、それにカニの生姜炒めと、とりあえず海鮮尽くしで3品オーダー。

 九蝦というのは淡水と海水が混ざるところに生息するエビで、甘みが強いのだそう。ゆでたこのエビを、特製の辛い醤油ダレか岩塩で食べるのですが、特に岩塩をつけるとさらに甘みが増して美味! 牡蠣のフライも衣はパリパリ、中の牡蠣はフワフワ、そしてデカイ! カニもおいしく、お腹いっぱい食べてビールも飲んで2人で300HKドル(約4500円)と、やはり香港中心部より若干安いよう。無愛想なようで意外に親切なお店の人々も含め、まさに香港らしさにあふれた店でした。

●from 香港在住のMeijia:profile
日本を出て10年、香港在住7年目。スーツのビジネスマンより上半身裸(刺青入り)の男たちが多い工場街勤務。一度でいいから中環で働いてみたい!


music & cinema
●コンサート情報

周慧敏 Back for Love 2006 演唱會(5/25-27 香港コロシアム)
かつて一世を風靡したアイドル、周慧敏(ビビアン・チョウ)が12年ぶりに開くコロシアム・コンサート。非営利の動物病院設立のためのチャリティ・コンサートで、今後も舞台に立つのはチャリティ活動に限るとのこと。ゲストは古巨基(レオ・クー)、李克勤(ハッケン・リー)ら。

齊秦情歌齊唱香港演唱會(6/23-24 香港コロシアム)
台湾の実力派シンガー・齊秦(チー・チン)による香港返還9周年を祝うコンサート。齊秦が香港でステージに立つのは15年ぶりとか。ゲストはお姉さんの齊豫(チー・ユー)と許茹芸(ヴァレン・シュー)。

●映画情報

『鬼眼刑警/Don't Open Your Eyes』 *香港で公開中
監督:Clarence Fok
主演:方中信(アレックス・フォン)、 森美(サミー)、 元華(ユン・ファ)、 谷祖琳(ジョー・コク)
霊を見ることのできる眼を持つ刑事が不可思議な事件の解決に挑むホラー。

『新紮師妹3/Election 2』 *香港で6/29公開
監督:馬偉豪(ジョー・マー)
主演:薛凱[王其](フィオナ・シッ)、 鈴木仁
楊千[女華](ミリアム・ヨン)主演でヒットした人気シリーズの第3弾。ヒロインはミリアムに代わり、『早熟』の演技が高く評価されたフィオナ・シッ。明るく元気な新米婦警の奮闘記。

『鬼域/Re-cycle』 *香港で7/1公開
監督:彭氏兄弟(パン・ブラザーズ)
主演:李心潔(アンジェリカ・リー)、 李彩華(レイン・リー)、 周俊偉(ローレンス・チョウ)
『The Eye』のパン・ブラザーズとアンジェリカによるホラー再び! ホラー小説を執筆する人気女流作家が体験する怪奇現象。それは彼女が書いた小説が原因なのか…?


Hot Information

●summer Digital Cinema 「F4 Music World」開催(7/22-8/11)
昨年の「F4 Film Festival」に続き、東京都写真美術館にてF4のレコーディング映像を連続上映予定。
会場:東京都写真美術館 1Fホール 10:30/13:00/15:30/18:00
料金:前売券/800円、当日/1000円(税込)
●GTF TOKYO CINEMA SHOW 2006 で『ウィンターソング』を試写上映(8/11)
日本最大の試写祭り「GTF TOKYO CINEMA SHOW 2006」では、11月に公開予定の『ウィンター・ソング』(『如果、愛/Perhaps Love』)を8月11日の18:30よりイイノホールにて試写上映予定。一般観覧はHPの各作品応募フォームより応募。(締切り:7/31)*詳細は公式サイトへ。
・ウィンター・ソング(05/香港)
 監督:ピーター・チャン 主演:周迅、金城武、ジャッキー・チョン、チ・ジニ
更新日:2009.10.16
●back numbers

■香港の基本情報■
人口:約690万人
主な言語:広東語・英語
時差:-1時間
通貨:香港ドル
現地レート*
 1万円=669.11HK$
*レートは刻々変動するので、大体の目安としてご覧ください。

香港新発見!

●香港の情報サイト
香港政府観光局
キャセイパシフィック航空
キャセイホリデージャパン
TVB大富
 (スカパーTVBの番組放送)

楽楽チャイナ
 (スカパー中華圏番組放送)

エクスプロア香港
 (香港総合情報ポータル)
get-honkong.com
 (香港映画情報:休止中)

亞州明星総覧
 (中華圏スターの総合リンク)

Enjoy China
 (中華ポップの着メロサイト)


●香港の現地情報(繁体中国語)
Yahoo! Hong Kong
明報
 (香港の硬派新聞)

東方日報
 (香港の大衆新聞)

TVB Online
 (たまにネットライブもあり)

香港ラジオ
 (番組がネットで試聴可能)

商業ラジオ
 (番組がネットで試聴可能)

HK TICKETING
 (現地チケットを予約・購入)

香港国際映画祭
 (公式サイト・3月開催)

yesasia

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●香港の現地情報(日本語)
The 香港
 (香港生活便利情報)


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