インドの武道事情
2004年3月20日
映画好きのインド人はブルース・リーやジャッキー・チェンが大好き。結果、空手や中国拳法などにあこがれる人も多い。一昔前は一部の上流階級のみが試すことができる趣味だったのが、最近になってぐっと普及してきた。
Punaはムンバイから電車で4時間ほどの商業都市。そこで空手のセミナーを見学した。先生は軍隊の調査室に勤務するサラリーマン。空手に魅せられて27年間続けているという。周辺の3つの町から集まった100人ほどの子供たちは、意外なことに女の子と男の子の数が同じくらいだった。ただし、年齢が上がるにつれて女性はやめてしまうことが多いという。
「できるだけ空手を普及させたい。」と月謝はなんと20ルピー(約60円!)。物価が安いとはいえ、かなりの大衆向け価格だ。空手着を買えない子供は普通の服で「オッス」とやっている。セミナーにはムンバイからテコンドーや太極拳の先生達がお弟子さん(?)を連れてきていた。
お稽古は週1回から2回、スポーツ広場などを借りて行っている。小学校でも教え始めたとのこと。今後の展開が楽しみだ。
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