日本のアジアゾーン探検(12)
インドのスーパースターがやって来た
その2
2004年8月24日
前回の予告では「町屋編第2弾」とお伝えしましたが、予定を急遽変更しまして、「インドのスーパー・スターがやって来た その2」をお届けします。
パキスタンの独立記念日は8月14日、インドの独立記念日は15日。その2つの記念すべき日に挟まれるように開催されたのが、「ボリウッド・ドールズ&バングラ・ライブ・イン・コンサート2004」(8月14日17時〜/練馬文化センター)と題されたイベントです。舞台に立ったのはインドの女優さんとバングラ(パンジャブ地方の民謡)の歌手。
幕開けを飾ったのは、客席後方から出てきたドール奏者です。ドールとはバングラの要となる大型両面太鼓で、彼はドンドコさせながらステージへと向かいます。そして、なんと彼はそのままマイクの前へ立ったのです。体の全てを使って支えねばならないほど大きなそれを、パワフルに叩きながら歌い上げる彼は一体誰?こんなの始めて見たよ〜…なんて感じで始まったものですから、その先も展開が読めません。(彼は後に紹介する歌手のバック・バンドの一人でした)
進行役は、大阪で一番有名なインド人、サニー・フランシスさんと、うさんくささ漂うディレクターのアブ・マリクさん(なんでもホーミーなみに男と女の声を一度に2つ出せるそうで、彼のMCは見世物小屋の口上なみに怪しい)。そして、お二人の軽妙トークを挟んでインド映画の女優さんが次々と登場です。
ヒンディ・リミックス(ヒンディの映画音楽をリメイク、リミックスしたもの)作品『DJ DOLL』収録「カンタ・ラガー」のPVでヒモ・パン、見せパンで踊っていたジャリワラ・シェファリ、セクシー系のメグナ・ナイドゥ、映画『パルデス』でのシャー・ルク・カーンとの競演で名を馳せたマヒマ・チョウドリー。
先回もお話しましたが、インド映画では俳優さんは歌いませんので、皆さん歌にあわせて踊ってくれたのですが、それがなんともゴージャズ&セクシー。こちらも頬が緩みっぱなしとなりましたが、そうした中に、バングラ・シンガーのアルヴィンダー・シンのステージが組み込まれます。
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