日韓音楽交流最前線!
2005年6月7日
日に日に音楽面での交流が進んでいる日本と韓国ですが、今回はインディー・シーンでの交流が行われたイベントとそのバンドをご紹介しましょう。
6月5日、高円寺のライブ・ハウス「GEAR」で、韓国から「Down in a Hole」というバンドを迎えて『闘魂 CLIMAX vol.18』(主催:DUAL SPIRAL)というイベントが開催されました。日本の複数のバンドが出演したのですが、中でも大注目なのが「椿」というバンドです。
椿という女性ヴォーカルをフロントとした4人から構成されるこのバンドは、韓国でもライブを展開。和で雅なテイストのラウド・ロックは、ジャポネスクな要素を強く打ち出したオリジナリティ溢れるサウンドです。歌ではない「唄」とハード・コアなラップのミックスチャーと重厚な音の絡まりあいに、オーディエンスもノリノリ。であるからこそ、韓国での評判も高まり、去年に続いて今年も招聘され、6月18、19日の2日間に渡って再びライブを行います。
その彼らを韓国側でホストとして迎えるのが、今回参加した「Down in a Hole」というバンドです。リーダー兼ヴォーカルのソ・ジュンフィは30代半ばで、バンドのみならず、韓国のコアな音楽シーンの中心人物として活躍しています。
同時に「WASP」というライブ・ハウスも経営し、メタルやハードコアな音楽を追求する若者たちに場を提供。後輩からの厚き信頼を得ています。WASP編集によるコンピレーション・アルバムには「椿」も日本語の曲で1曲参加し、メジャー・レコード会社から発売される予定です。
日韓音楽交流シーンの最前線に位置する「椿」と「Down in a Hole」の2つのバンド。当日の会場には、新たな何かが生まれそうな熱気が渦を巻いていました。
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