芸術の「イチ」フリーマーケット
2004年3月15日
ソウルの新村(シンチョン)という町は、延世大学・梨花女子大学・弘益大学(以下、弘大)など、優秀な大学が集まっている、いわゆる大学生の町です。そして、各大学の前には、それぞれ個性のある雰囲気が作られています。その中でも、美術で有名な弘大では、当然、学校の周りに一味変わったお店が多い! お店にしろ、街行く人にしろ、個性のある風景はただ見るだけでも充分楽しいものですよね。
そこで今回は、弘大の前で行われているフリーマーケットを皆さんにご紹介します。
韓日ワールドカップで韓国中が一つになっていた2002年。「定期的に開かれるイチバを!」という声が出てきました。これを機に、弘大前の小さな遊び場に人が集まってくるようになり、このマーケットは若者の中で有名なイチバになりました。
イチバは毎日午後1時頃から、その遊び場を中心に屋台が立ち始め、午後5時から夜8時までがピーク。主な品物はやはり若者向けのマフラー、イヤリング、バック、ネックレスなどのアクセサリー。値段も500ウォン〜10万ウォン(50円〜1万円)までと幅広いですが、若者向けなので大体の製品は5000円以下。気楽に買って、楽しむことができます。デザイン的にも、まったくのオリジナルから、既存のものををアレンジしたモノまで様々で、どこにでも売っているようなありふれたモノはありません。その個性のあるデザインが、多くの若者の心を掴んでいるようです。
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