ドリアンの季節がやって来た!
2004年6月23日
今年もドリアン(durian)の季節がやってきました。マレーシアの6月はフルーツ満喫のシーズン。ドリアンを始めマンゴスチン(mangosteen)、ランブータン(rambutan)、ジャンブ(Jambu)、ライチ(Lychee)など、次々と登場するトロピカルフルーツの亜熱帯気候による特色がさらに増すのです。
まず、果物の王様と呼ばれているドリアン。一見、目立たないのですが、トゲがあるので刺される恐れもあり。また、匂いで敬遠(玄関に一つ置くだけで、すぐ家中にドリアンの香りがする)する人も多いのですが、その美味しい黄金色の実を食べられるようになるまでには、美味しいドリアンの選び方(最高級D24は絶対にお勧め!)から難しい開け方までの経験が必要で、なかなか簡単ではありません。と言うと大げさに思うかもしれませんが、甘くて少々苦味のある生のドリアンは苦労してでも食べる価値がありますよ。
但し、ドリアンは「熱気性」の果物なので、食べ過ぎると指先から口の中、排泄物までドリアン風味になってしまいます。それに、タブーを一つ教えておきたいのですが、この「熱気性」ドリアンは過度なアルコールと一緒に食べてはいけません。血液の循環が悪くなるので、アルコールではなく漢方のハーブ茶、或いは亀ゼリーにした方が健康にいいのです。
それでも、たった年に2回(6月と12月)の量産シーズンは、ドリアン愛好者ランキング・ナンバーワンのマレー族(ご飯の替わりにドリアンを食べているほど)やファンの人たちには待ち遠しい季節です。この時期のドリアンは最高。もしマレーシアで本場のドリアンを食べる機会があったら、街の売り場で開けてもらってその場で食べてください。ドリアンはホテルへの持ち込み禁止で、いくら賢く包んでも匂いでバレてしまうので、ご協力くださいませ!
王様ドリアンに対して、果物のクイーンはマンゴスチンです。量産シーズンはドリアンとほぼ同じですが、紫色に包まれたみずみずしく白い実は少々酸味があり、甘味がほどよく調整されたジャストナイスな甘さで、この時期のマンゴズチンは絶品と大小判を受けています。美味しい選び方はやや濃い紫色の外観と、底の目尻が柔らかくなれば美味しくて食べ頃のものとなります。ホテルの冷蔵庫に冷やしておいて、観光で疲れた後の食後のデザートとして楽しんでいる外国人観光客もたくさんいます。
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