若者のヘア・スタイル事情
2004年7月28日
常夏のマレーシアは毎日が暑いです。マレー人は国柄と宗教の影響で、女性は年齢に関係なく家族以外の人の前で髪を見せないので、ほとんど頭巾で髪を隠しています。でも、目のところしか見せない中東地域のように極端ではなく、顔と手足の露出は許されています。それでも、毎日平均気温約33度の暑さで頭巾、伝統のバジュクロング(baju kurung=長袖と長いスカート)で苦労しているイスラム教の女性信徒は沢山います。男性信徒は別に服装の制限(お祈りの金曜日を除く)はないのですが、保守的で短いヘアスタイルが普通です。
ここ10年ほどは、ニュー・マレーが増えてきて、都会で保守制度を破る新マレー人女性が沢山います。流行のメイクやファッションを身に付け、高級マネジメントから今まで禁じられていたdiscoで深夜まで汗をかいているマレー人の若者も急増しています。
インド人は基本的に生まれつき天然パーマのため、ボサボサを隠すため若い男性は髪を短くしています。天然パーマをうまく生かすために、後ろ髪を尻尾のように伸ばす人も多いです。若い女性は長い髪が命。やはり天然パーマの長い髪はナチュラルウェイブが付いて、可愛い子が沢山います。天然パーマで困っている若い女性は、ストレート・パーマや「負離子パーマ」(縮毛矯正のようなパーマ。かけると半年はもつ。)をかけているいる子も少なくありません。
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