story
タリバン政権の抑圧の下で生きる12歳の少女とその母。病院で働いていた母親は、タリバンが女性の一人歩きを禁止したことにより、就労への道が閉ざされる。タリバンは、女性が男性に伴われずに外へ出る事を堅く禁じ、反した者には刑罰を与えていた。
生活の糧を失った家族は、少女の姿を男の子に換え、働きに出すことを思いつく。生きるため、母と祖母は、恐怖におののく少女の髪を切る。少年となった少女は戦争で殺害された父の友人の下で働き始めるが、その翌日、街のすべての少年たちとともにタリバンの学校へと召集されてしまう。その学校では宗教の勉強や軍事訓練が行われていた。大勢の少年達の中で、真実を隠し続ける少女だが、宗教儀式でのささいなミスから、タリバンに疑いを抱かれる。そしてとうとう少女であることが暴かれる…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
「世界がアフガニスタンを忘れれば、悲劇は再び繰り返されるかもしれない」という想いのもと、復興アフガン第一作としてタリバン時代の悲劇を描いたセディク・バルマク監督のデビュー作。質的にも高く評価されている作品で、昨年のカンヌ映画祭では三冠、今年のゴールデングローブ賞では外国語映画賞を受賞しています。世界が注目する話題作を、どうぞお見逃しなく!