story
1977年7月7日。姉妹都市釜山との親善事業として、毎年夏に開催される関釜陸上競技大会に出場した長府高校の陸上部員・郁子は、同じ高跳び競技で韓国人の男の子、安大豪(アン・テイホウ)と出会う。戒厳令中の釜山の夜、危険をおかして宿舎まで会いに来た安に淡い恋心を抱く郁子。
まさに七夕(韓国語でチルソク)の逢瀬のように、二人は来年の夏の再会を約束するが、当時は携帯電話もメールもなかった時代。日本と韓国が今ほど親しくなかった時代。それは、日本の歌を歌ってはいけない時代でもあった。
安の母親、郁子の父親、それぞれの葛藤の中で、郁子の切ない初恋をなんとか実らせようと奔走する、同じ陸上部の真理、巴、玲子の3人。そして1978年の夏、下関に釜山の高校生たちを乗せた船が着き、少女たちの想いが奔流のようにあふれ出す…。
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