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浮気な家族

監督・脚本:イム・サンス
撮影:キム・ウヒョン
美術:オ・ジェウォン
キャスト:ムン・ソリ/ファン・ジョンミン/ユン・ヨジョン/キム・インムン

2003年/韓国
日本公開日/2004年6月5日
カラー/35mm/シネマスコープ/ドルビーSRD/104分
配給:GAGAアジアグループ
2003年 フランドル国際映画祭 最優秀監督賞
2003年 ベルゲン国際映画祭批評家賞
2003年 ストックホルム国際映画祭 主演女優賞(ムン・ソリ)
2003年 釜山映画評論家協会賞
 主演女優賞(ムン・ソリ)助演女優賞(ユン・ヨジョン)
2003年 映画評論家協会賞 脚本賞(イム・サンス)
2003年 大韓民国映画大賞
 主演女優賞(ムン・ソリ)助演女優賞(ユン・ヨジョン)
2003年 春史羅雲奎映画芸術祭 女子演技賞(ムン・ソリ)
2004年 ドーヴィル・アジア映画祭 最優秀作品賞    
浮気な家族
(原題:A Good Lawyer's Wife)

story

 弁護士として忙しい毎日を送っているヨンジャク(ファン・ジョンミン)は、元モデルの愛人ヨンの住まいに足繁く通っていて、家に帰るのはいつも遅い。また彼の母親ビョンハン(ユン・ヨジョン)も、小学校時代の同級生である恋人との逢瀬を楽しんでいる。ヨンジャクの父親でビョンハンの夫チャングン(キム・インムン)は入院中で、余命幾ばくもない。7歳の息子スインは両親に大切にされているが、自分が養子である事実をまだ完全には受けとめられずにいた。

 ヨンジャクの妻で元ダンサーのホジョン(ムン・ソリ)は、今は専業主婦だが、近所のダンス教室で主婦たちに踊りを教えている。ヨンジャクとホジョンの夫婦関係は冷めていて、ホジョンはルーティーン化したセックスのあと「最近感じない」と夫に言う。夜中、裸のまま逆立ちなどをしているホジョンを、隣家の男の子が双眼鏡越しに覗いていた。翌日、自転車で外出した男の子のあとを追いかけて映画館に飛び込むホジョン。こうして彼、17歳のジウン(ポン・テギュ)とホジョンの関係が始まった…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

『オアシス』のシリアスな演技でヴェネチア国際映画祭新人俳優賞に輝いたムン・ソリ。しかし、ヴェネチアが真に仰天したのは、翌2003年に本作が登場したときでした。国内外で大喝采を浴びた彼女が演じたのは、高校生を誘惑する倦怠期の妻という180度異なる役だったのです! 監督は、『ディナーの後に』のイム・サンス。誰もが陰で浮気をしている家族の歪みをユーモアと辛辣な皮肉を交えて描き、韓国社会の現在を見事にあぶり出しています。


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