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午後の五時

監督:サミラ・マフマルバフ
脚本:サミラ・マフマルバフ、モフセン・マフマルバフ
撮影:エブラヒム・ガフーリ
キャスト:アゲレ・レザイ/アブドルガニ・ヨセフラジー/マルズィエ・アミリ/ラジ・モヘビ

2003年/イラン・仏
日本公開日/2004年7月3日
カラー/35mm/1:1.85/105分
配給:東京テアトル
2003年 カンヌ国際映画祭審査員賞
午後の五時
(原題:At Five in the Afternoon)

story

 青いブルカに、青い日傘をさした女性ノクレ。彼女には夢があった。ノクレは毎日父親の馬車で宗教学校に通っていたが、目的の場所は違った。彼女は白いハイヒールに履き替えると、女性に一般的な学問を教える普通学校へと向かった。

 その日、女子生徒たちは先生に将来の夢を尋ねられた。教師、エンジニア、医者、と誰もが未来への希望を持っていた。最後の「アフガニスタンの大統領になりたい人は?」の問いかけに、メガネをかけた少女ミナが立ち上がる。ノクレも勇気をだして立ち上がった。

 パキスタンから帰還民をのせたトラックが到着し、ノクレは帰る場所のない彼らを自分の住む家へと案内する。「パキスタンの大統領は男?女?」と尋ねてみた青年と、やがて親しくなるノクレ。二人は自転車に2人乗りをしてカブールの町を走る。その青年は詩人だった。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

22歳の「映画の中で育った」国際的なイラン女性監督と22歳の「映画を知らなかった」アフガニスタン女性の出会いから生まれた、アジアの映画史に残る女性映画の傑作です。


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