story
青く澄みきった高い空と、どこまでも続くモンゴルの大地。この広大な大自然の中に四世代が同居する遊牧民の大家族が暮していた。今も変わらない伝統的な遊牧生活を続ける彼らにとって、一緒に暮すひつじ、山羊、らくだたちも大切な家族の一員である。
季節は春になり、らくだの群れにかわいい子らくだが生まれる。群れから離れるように生きている一頭のはぐれらくだも、難産の末、白い子らくだを産み落とす。ところが、赤ん坊らくだは母親からお乳をもらえず子育て拒否されてしまう。しかたなく、搾った母乳を哺乳壜に詰めて赤ん坊に飲ませる家族たち。このままではいけない。心配した家族は母らくだの心を癒すため、遠い町から馬頭琴の演奏家を招くことにする…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
難産の為のショックからか、なかなか子らくだへお乳をあげようとしない母らくだに、馬頭琴の音色を聞かせる「伝説の音楽療法」で母らくだのこころを癒そうと奮闘する姿を描いている『らくだの涙』。サンフランシスコ国際映画祭(国際批評家受賞)を始め世界各国から大絶賛され、ドキュメンタリー映画の世界に新しい風を巻き起こした作品です。新米ママ、ベテランママはもちろん、すべての人たちに観てもらいたい映画です。