2046(2046)
story
新聞記者で作家のチャウ(トニー・レオン)は将来の展望が開けないシンガポールの暮らしに見切りをつけ、香港に戻って来た。かつて心の底から愛した女性と結ばれなかった心の傷は今も癒えることなく、彼は人を愛することを恐れていた。過去の呪縛から逃れられない彼の前に、様々な女が現れては消えていく。
かつて窮地のチャウを救った女ギャンブラー(コン・リー)とは惹かれあっていたが、互いの過去に縛られ別れてしまった。香港で久しぶりに再会した踊り子のルル(カリーナ・ラウ)は恋人(チャン・チェン)に刺されて消えてしまう。チャウの隣りに住んでいる水商売の女バイ(チャン・ツィイー)は、遊び心が本気で愛するようになり傷ついて離れていく。
売文業で生計を立てながら、遊びまわる自堕落な日々…だが、チャウは心のどこかで純粋な愛を渇望していた。過去を捨てて変わりたかったのだ。そんな彼の前にジンウェン(フェイ・ウォン)が現れる。彼女は日本人の恋人(木村拓哉)との叶わぬ恋に打ちのめされていた。チャウは二人をモデルに「2046」という小説を書き始める…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
全世界が待ち望んだ、「幻の映画」の封印がいま解かれる…。製作開始のニュース以来、その内容が全く明かされることなく5年。ついに全世界注目のウォン・カーウァイ監督作品『2046』が公開されます。監督の下に集結したアジアを代表するスーパー・スターの顔ぶれもさることながら、衝撃の映像美と、予想も出来ないストーリー展開が観客を異世界へと誘います。『2046』の隠された意味を探してみてください。
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