オールドボーイ(Old Boy)
story
1988年、ある雨の夜。平凡なサラリーマンのオ・デス(チェ・ミンシク)は今日も酔って暴れ、警察の世話になっていた。友人のおかげでやっと釈放されたデスは、今から帰ると家に電話をかける。デスには愛する妻と娘が一人いて、今日は娘の誕生日だ。プレゼントも買ってある。だが、友人が目を離した隙に、デスの姿は消えていた…。
気がつくとデスは監禁部屋にいた。6畳ほどの広さにベッドとテレビが一台。窓はなく外との連絡は遮断されている。ドアの下に小窓があり、そこから出前の中華料理が運ばれるだけの生活。ここは一体どこか? 自分はなぜ監禁されたのか? 3年が経ち…6年が経ち…15年。脱走用の抜け穴が開通した頃に、デスは催眠術をかけられ突然解放される。
解放されたデスは、なぜか高級スーツと腕時計を身に着け、浮浪者から財布と携帯電話まで渡された。「俺を15年も監禁したお前は、一体誰だ?」「解き明かしてみろ。期限は5日。」デスと犯人との恐るべき謎解きゲームが始まる。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
この作品は、久々にガツンと衝撃を受ける映画です。とにかく冒頭のシーンからスクリーンに目が釘付けで、その心地よい緊張感は、ラストシーンまで続きます。そして、なんといってもカッコイイ! 15年間、理由もわからず監禁され続けた主人公が、突然開放され、若い女性ミドの助けを借りながら自分をこんな目にあわせた奴に復讐するという斬新なサスペンスなのですが、描写がとてもスタイリッシュ。惚れ惚れします。そして、最後には衝撃的でとてつもなく切ない事実が明かされるのですが…。このラストの衝撃度は、未体験の凄さです。心のどこかにずっと残る映画になると思います。
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