酔画仙(Chi Haw Seon)
story
朝鮮時代末期、粗末な身なりの幼いスンオプが路上で殴られていた。通りかかった貴族のキム・ビョンムン先生(アン・ソンギ)に助けられると、スンオプは我が身の境遇を墨絵で描いて訴えた。その絵に感心したキム先生は、スンオプを自宅に住まわせるが、息苦しさを感じたスンオプはすぐに飛び出してしまう。
数年後。町外れの画材屋に住込みで働いていた少年スンオプは、紙を買いに来たキム先生と偶然再会する。店に飾ってある細密画はスンオプが描いたものと知り、いよいよスンオプの画才を確信したキム先生は、知り合いの画家に弟子入りさせ専門的な技巧を学ばせる。
3年後、青年となったスンオプ(チェ・ミンシク)は、病死した師匠の葬儀を済ませ、再びキム先生の元へ帰ってくる。キム先生が次にスンオプを預けたのは、同志のイ・ウンホン通訳官だった。イ家で働きながら独学で絵の勉強を続けるスンオプは、イ通訳官の妹ソウン(ソン・イェジン)に淡い思いを寄せるが、貴族との盛大な結婚でスンオプの初恋はあっけなく終わった。
イ家を出たスンオプは、絵を描いては酒に浸る放蕩生活を続けていたが、画家の間では既に天才と噂されていた。再会したイ通訳官から、大御所ヘサン先生に弟子入りさせてもらったスンオプは、地道に精進して画才を発揮する。外交にも一役かい、祝いの宴席で主役となったスンオプは、妓生メヒャン(ユ・ホジョン)と初めての夜を共にする…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
軍事独裁政権時代から現在まで、韓国映画界をリードしてきた巨匠イム・グォンテク監督が、自らの人生を重ね合わせて、朝鮮時代末期を生きた伝説の画家、チャン・スンオプの波乱に満ちた人生を完全映画化!
|