復讐者に憐れみを
(Sympathy for Mr. Vengeance)
story
聴覚障害者のリュウ(シン・ハギュン)は工場で働きながら、姉(イム・ジウン)と二人で暮していた。姉は腎臓を病んでおり、リュウは自分の腎臓を姉に提供したいと願うが、検査の結果は不適合。さらに、姉の看病で無断欠勤したため工場を解雇されてしまう。思い詰めた彼は、臓器密売組織に自分の腎臓を売って、姉の手術費用を作ろうとするが、腎臓を取られた上に退職金の1千万ウォンを奪われてしまう。
そんな時、病院から移植ドナーが現れたと連絡が入るが、今度は金がなかった。リュウは昔学生運動をしていた恋人ユンミ(ペ・ドゥナ)から、「正しい理由のための誘拐なら犯罪じゃない」とそそのかされ、工場長ドンジン(ソン・ガンホ)の娘ユサン(ハン・ボベ)を誘拐する。
妻に去られたドンジンには、娘しか残されていなかった。ドンジンは警察に通報せず、身代金を用意する。リュウがドンジンから身代金を得たその日、姉は自分のために弟が罪を犯したという自責の念から自殺してしまう。そして、姉を埋葬に行った川で、ドンジンの娘も溺れ死んでしまう。娘の死を知り、犯人に復讐を誓うドンジン。姉を失ったリュウも、臓器密売組織に復讐しようとしていた…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
あの『オールド・ボーイ』の原点がここにある! 韓国を代表する演技派俳優ソン・ガンホ、若手実力派の筆頭シン・ハギュン、今や日本映画界にも進出したペ・ドゥナという豪華キャストと、その圧倒的な映像世界にあなたは言葉を失い、そして復讐の意味を知る。
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