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恋の風景

監督:キャロル・ライ
脚本:キャロル・ライ、ライ・ホー
撮影:アーサー・ウォン
編集:ダニー・パン、キャロル・ライ
音楽:梅林茂
イラスト:ジミー
キャスト:カリーナ・ラム/リィウ・イェ/イーキン・チェン

2003年/香・中・日・仏
日本公開日/2005年3月26日
カラー/35mm/1:1.85/105分
配給:テレシス インターナショナル+ユーロスペース
第5回 NHKアジア・フィルム・フェスティバル
 国際共同制作作品
2004年 香港電影金像賞 最優秀撮影賞
 


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恋の風景(戀之風景/The Floating Landscape)

story

 マン(カリーナ・ラム)は、病気で亡くなった恋人サム(イーキン・チェン)が最後に描いた絵の風景を求めて、青島へやって来る。画家だったサムは13歳で香港に移住して以来、一度も故郷に帰ることなく死んでいった。恋人が最後に残した幼い頃の記憶の風景、その風景が頭から離れないと最後の瞬間まで言っていたサム。そして今、マンの頭からもその風景が離れることがなかった。

 サムの親戚にあたるトンの美容院を手伝いながら、マンは見知らぬ街であてどなく、満開の花と木々が描かれた風景を探し求める。そして、サムが残した日記を慈しむように、一日ずつを書き写すことだけが、彼女にとっての救いだった。

 ある日、マンは郵便配達をしながら絵本作家を目指しているシャオリエ(リィウ・イェ)と出会う。初めて青島に到着した時、道を尋ねたのが彼だった。シャオリエは仕事の傍ら、マンの風景探しを手伝うようになる。次第に少しずつ距離が縮まっていく二人。そして、シャオリエは秘かにマンの似顔絵を描いて、彼女への思いを募らせていく…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

香港発純愛悲恋ラブ・ストーリーの傑作。恋人を病気で失ってしまい、立ち行かなくなってしまった女性が、新しい一歩を踏み出すまでを繊細なタッチで描いた作品。喪失感を皮膚感覚で訴えてくるような映画です。恋人を亡くす、ということまでいかなくても、失恋の経験がある女性なら誰でもこの映画の持つせつなさに、はまると思います。台湾の人気絵本作家ジミーのアニメーションも必見!

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