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パープル・バタフライ

脚本・監督:ロウ・イエ
撮影:ワン・ユー
美術監督:リュウ・ウェイシン
編集:チェ・シアホン、ロウ・イエ
音楽:ホルグ・レンバーグ
キャスト:チャン・ツィイー/リィウ・イェ/フェン・ヤンチェン/仲村トオル/リー・ビンビン

2003年/中・仏
日本公開日/2005年11月12日
カラー/ビスタサイズ(1:1.66)/ドルビーデジタル/128分
配給:アスミック・エース

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パープル・バタフライ
(紫胡蝶/Purple Butterfly)

story

 1928年、満州。楽しい時を過ごす恋人たちの瞳に、ふとよぎる翳り。男の名は伊丹(仲村トオル)。南満州鉄道会社の通訳として働く父に従い、この地で育った日本人だ。まだ少女のようなあどけなさが残る愛らしい顔立ちの女の名は、シンシア(チャン・ツィイー)。日中関係の緊張が高まるなかで、彼女の兄は反日活動に身を投じていた。

 ついに、シンシアが怖れていた日がやって来た。伊丹が日本軍に召集されたのだ。旅立つ駅のホームで、約束の時間になっても現れないシンシアを捜す伊丹。シンシアは行き交う人の影から、溢れる涙をぬぐうことも忘れてそっと伊丹を見送るのだった。そんな彼女に、さらなる悲しみが襲いかかる。目の前で、兄が日本の極右主義者に暗殺されたのだ。

 1931年、上海。楽しい時を過ごす恋人たちの瞳には、何の翳りもなかった。まだ、この時は。永遠の愛を誓い合ったスードゥー(リィウ・イェ)とイーリン(リー・ビンビン)は、日本軍によって占領された街を席巻する激しい反日運動よりも、二人の未来だけが気がかりだった。

 ある日、イーリンは仕事で上海を離れていたスードゥーを迎えるために駅へ向かっていた。スードゥーが誤って、隣席の男の蝶のブローチが付いた上着を着てホームに降り立った時から、運命の歯車が狂い始めた。男は反日組織“パープル・バタフライ”が、日本軍諜報機関の最高責任者・山本を暗殺するために雇った殺し屋だったのだ…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

花王アジエンスのCMでもおなじみチャン・ツィイーと、アジアが誇る国際派仲村トオルが初共演した注目作! 1930年初頭の上海、日本青年伊丹と中国女性シンシアは、満州で出会い恋に落ちるが、国の争いによって引き裂かれてしまう。そして3年後に再会した時、ふたりを待っていたのは残酷で悲しい運命だった…。アジアン・ビューティー、チャン・ツィイーはやっぱりとってもステキです! ぜひぜひご覧くださいませ。


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