logo

忘れえぬ想い

監督:イー・トンシン
脚本:ジェームス・ユン
撮影:ヴァネス・キョン
編集:チョン・ガーファイ
音楽:ピーター・カム
キャスト:セシリア・チャン/ラウ・チンワン/原島大地/ルイス・クー

2003年/香港
日本公開日/2006年2月4日
カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD/108分
配給:ユナイテッド・エンタテインメント
(c)2003 One Hundred Years of Film Co., Ltd.
2004年 金紫荊奨 最優秀主演女優賞(セシリア・チャン)
2004年 香港電影評論学会大奨 推薦電影
2004年 香港電影金像奨
 最優秀主演女優賞(セシリア・チャン)
 最優秀オリジナル脚本賞(ジェームス・ユン)


p5
忘れえぬ想い(忘不了/Lost in Time)

story

 ある雨の夜、シウワイ(セシリア・チャン)は、ミニバス運転手の婚約者マン(ルイス・クー)を事故で亡くす。途方にくれる彼女だったが、マンの連れ子ロロ(原島大地)を育てるため、自分もミニバスの運転手になる決意をする。

 マンのミニバスを修理して運転手を始めたシウワイだったが、運転にも慣れていない彼女が、客あしらいが難しくしきたりも複雑な業界で稼げるはずもなく、バスの修理代の返済、経費、生活費と支出が増えるばかり。

 折り合いの悪い父(ポール・チェン)や姉からも、生活力がないのにロロを引取ったことを非難されてしまう。シウワイは心身共に疲労困憊状態になるが、自分を慕うロロとマンとの思い出を心の支えに、ロロを手放すことも運転手を辞めることもしなかった。

 そんな彼女に思わぬ助っ人が現れる。それは、マンの最期を看取った同僚のファイ(ラウ・チンワン)だった。ミニバス運転のコツを教えてくれた上に、ロロの世話もしてくれるファイにシウワイは安らぎを感じ始める。だがマンを忘れることができず、気丈でありたいと意地を張るシウワイと、自堕落な自分のせいで妻子を手放した過去をもつファイが、互いの心に芽生え始めた愛情を口にすることはなかった。

 そしてある日、ファイからの資金援助を拒むシウワイは、生活苦に追い込まれ、とうとうロロを手放す決心をするのだが…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

香港の庶民の足ミニバスを舞台にし、過去にとらわれた男女がお互いの愛を確信するまでを描いた『忘れえぬ想い』。ミニバスを運転するシーンでは香港の街並みをたっぷり堪能できるのもこの作品の魅力。主演のセシリア・チャンはもちろんですが、ぜひ注目して欲しいのが子役の原島大地君。日中ハーフの天才子役の演技は絶品です。ピュアで健気でかわいくて、ついつい涙腺が緩んでしまいます。ぜひ、劇場で彼の演技を確かめてください!


p2p4p5

▼公式サイト 閉じる