僕が9歳だったころ(When I Turned Nine)
story
舞台は1970年代。田舎の小学校に通うヨミン(キム・ソク)は、ほかのクラスメイトよりもとても大人びた少年だ。「ツバメ」(パク・ペクリ)と呼ばれる不良少年から友人を守り、母が亡くなり姉と暮らしている親友ギジョン(キム・ミョンジョ)とお弁当を分けて食べる、優しい心を持っている少年。そんな「義理」を大切にするヨミンはみんなのヒーローだ。
そのヨミンのクラスにソウルからとても可愛い女の子、アメリカ育ちのチャン・ウリム(イ・セヨン)が転校して来る。着ているものから態度まで田舎の生徒とは大違い。ヨミンは彼女を見るや一目惚れ。
生まれて初めて経験する女の子へのあこがれ。そんな不思議な気持ちを手紙に託しウリムへ渡そうとするが、ウリムは担任の先生へ渡してしまい、ヨミンはみんなの笑いものに…。自尊心が傷ついたヨミンは、その仕返しに彼女の靴を水で濡らしてしまう。ふたりはまだ、自分自身の感情をうまくコントロールできなかった。
川で溺れそうになった彼女をヨミンが救った。翌日、ウリムがヨミンに助けてもらった礼を言うと、ヨミンはクールに「お父さんに教わった。男は女を守るものだ」。相思相愛になったかのように見えたふたりだったが、遠足の帰りにちょっとしたことで仲違いしてしまう。さらに、ヨミンに思いを寄せるクムボク(ナ・アヒョン)も加わり、恋は三角関係へとエスカレート…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
9歳は、子供から大人への階段を上がり始める年齢。本作はその過程での戸惑いを、子役の自然な演技とあいまって、みずみずしく描きます。誰もが経験した輝ける少年少女時代に戻っていく、懐かしい幸福感に包まれる珠玉の名作です。9歳の子供たちを演じるのは、みんな演技経験のない子ばかり。その自然体の素晴らしい魅力を、ぜひご覧ください!
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