ココシリ
(可可西里/Kekexili: Mountain Patrol)
story
中国が原始のままの姿で残されている広大な無人地帯ココシリ。海抜4700メートルの厳しい自然に抱かれたこの土地は、チベットカモシカの生息地として知られている。だが、この20年の間、乱獲によりチベットカモシカは100万頭から1万頭に激減。密猟を取り締まる民間のマウンテン・パトロール隊は、武器も車も食糧も乏しい中、密猟者との命懸けの戦いを強いられていた。
ある日、隊員のひとりが密猟者に殺される事件が発生。その調査にやって来た北京の記者ガイ(チャン・レイ)は、マウンテン・パトロールのリーダー、リータイ(デュオ・ブジエ)に取材を申し込む。最初はガイに猜疑の目を向けていたリータイだったが、「自分の記事がパトロール隊の活動の役に立つはずだ」という言葉を聞いて、彼を仲間に加えることを承諾する。こうしてガイは、密猟者を追跡するリータイたちの旅に同行することになった。
本部を出発したのは、1996年11月1日の深夜。隊員たちを送り出す家族の目に涙が浮かぶのを見て、不思議な思いを抱くガイ。彼はまだ知らなかった。その旅の先に、想像を絶する過酷な試練が待ち受けていることを…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
まず圧倒されるのが本当のココシリ高原で撮影しているということ。現地の海抜は4700mで空気は平地の1/3、少し体を動かしただけで、息切れ、頭痛がする状況。河に飛び込むシーンの水温はなんとマイナス3度。撮影には常に救急車が待機。そんな過酷な状態下で作られた作品からビシビシ伝わってくるのは「男の意地」。自然と人間の関係についてだけでなく、「生き様」についても深く考えさせられる作品です!
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