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西瓜

監督・脚本:ツァイ・ミンリャン
撮影:リャオ・ペンロン
編集:チェン・シェンチャン
美術:イップ・カムティン
キャスト:チェン・シャンチー/リー・カンション/ルー・イーチン/ヤン・クイメイ/夜桜すもも

2005年/台湾
日本公開日/2006年9月23日
カラー/ビスタサイズ/112分/R-18
配給:プレノンアッシュ
(c) Homegreen Films/Arena Films
2005年 ベルリン国際映画祭 銀熊賞(芸術貢献賞)
 アルフレッド・パウエル賞/国際批評家連盟賞


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西瓜
天邊一朶雲/The Wayward Cloud)

story

 極限状態の水不足が続く台湾の街。テレビでは毎日のように節水方法を紹介し、喉の渇きを癒す最良の手段として西瓜ジュースを飲むように奨励している。腕時計売りからAV男優に転職したシャオカン(リー・カンション)は、喉の渇きも我慢しながら、日本のAV女優(夜桜すもも)を相手に過酷なAV撮影の仕事に励んでいた。

 帰国したばかりのシャンチー(チェン・シャンチー)も、水不足に備えるべくペットボトルに水を溜め、西瓜ジュースを作っている。そんなある日、偶然にも、昔路上で腕時計を買ったことがあるシャオカンと公園で遭遇する。

 鍵を失くしてしまったスーツケースを開けてもらおうと、シャンチーはシャオカンを自分の部屋に招待した。ふたりはお互いに心惹かれる何かを感じ、一緒に時を過ごす内に、少しずつ距離が近づいていく。しかしシャオカンは、自分がAV男優であることだけは知られたくなかった。

 しかし、更なる試練が彼を襲う。シャンチーに招待された部屋は、何と彼の撮影現場と同じマンションだったのだ。彼女と親密にはなりたいが、絶対バレてはいけない。階段に身を隠し、逃げ回り、ビデオレンタル屋では自分の出演したAVビデオが見つからないよう悪戦苦闘。涼しげな態度とはウラハラに、心の中では叫び声をあげていた。

 そんなシャオカンの努力も空しく、シャンチーはマンションで見かける怪しい人たちや、ビデオに映る彼の姿に、疑惑の念を抱き始める…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

台湾全土を衝撃と感動で包んだ蔡明亮の恐るべき純愛映画、『西瓜』。過激なAV撮影シーンや極彩色豊なミュージカル、そして愛と性に乾いた女とAV男優の切ない恋愛模様。キュートでポップ、でも衝撃のラストシーンでは涙を禁じえない感動に襲われる! 台湾で台湾映画興収1位に輝いた『西瓜』を是非スクリーンでご堪能ください。

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