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チャーミング・ガール

監督・脚本:イ・ユンギ
原作:「チョンヘ」 (ウ・エリョン)
撮影:チェ・ジンウン
編集:ハン・ソウォン、キム・ヒョンジュ
美術:ソ・ミョンヘ
音楽:イ・ヨンホ
キャスト:キム・ジス/ファン・ジョンミン/キム・ヘオク/パク・ソンウン/イ・デヨン

2005年/韓国
日本公開日/2006年10月7日
カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD/98分
配給:ユナイテッド・エンタテインメント
(c)2005 LJFILM SHOWBOX
2004年 釜山国際映画祭 最優秀新人作家賞
2005年 ベルリン国際映画祭 NETPAC賞
2005年 ドルビーアジア映画祭 審査員大賞
2005年 フランスアジア映画祭 ロータス賞
2005年 シンガポール国際映画祭 主演女優賞(キム・ジス)
2005年 青龍賞 新人女優賞(キム・ジス)
2005年 釜山映画評論家協会賞 新人女優賞(キム・ジス)
2005年 大韓民国映画大賞 新人女優賞(キム・ジス)


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チャーミング・ガール(This Charming Girl)

story

 チョンヘ(キム・ジス)は郵便局で働いている。古いマンションで一人暮らしを続け、規則正しく淡々とした日々を過ごしている。観葉植物に丁寧に水をやり、掃除する。仕事は真面目にこなし、同僚たちとはほどほどの付き合い。通販番組でいろんなものを購入したり、気が向けば一人で外食したり。たまに同僚から詮索されたりもするが、チョンヘが彼女たちに心を開くことはない。

 そんなチョンヘに、小さな変化が訪れる。捨てられていた子猫が気になり、思いきって飼うことにしたのだ。最初はソファーの下からなかなか出てこなかったが、子猫は次第にチョンヘになつき、餌も食べるようになった。その姿に、亡き母の面影を重ねていくチョンヘ。彼女は大好きな母親との暖かい思い出、そして誰にも言えない少女時代の忌まわしい傷の記憶を抱えて生きていたのだ。

 ある日、別れた夫(パク・ソンウン)が訪ねてきた。ファーストフード店でハンバーガーをほおばりながら、彼は再婚することを告げた。新婚初夜の後、彼を置き去りにして帰ってしまったチョンヘ。それが元で離婚になったのだが、彼は未だに納得できないという風に理由を知りたがっていた。だが、チョンヘは答えることができない。彼はあきらめたように握手を求め去っていった。

 チョンヘの中で、少しずつ何かが変わろうとしていた。秘かに気になる男性(ファン・ジョンミン)がいたのだ。たびたび郵便局を訪れる、作家志望らしい青年のことを、チョンヘは人知れず目で追っていた。近所のコンビニで会ったこともある。青年が再び郵便局にやって来た時、チョンヘは彼を追いかけて声をかけた。「家に食事に来ませんか?」

●宣伝担当者のおすすめポイント:

「第2のキム・ギドク」と称されるイ・ユンギ監督作品。ベルリン映画祭NETPAC賞受賞、サンダンス映画祭コンペティション部門に招待されるなど、いわゆる「韓流」とは一線を画す作品です。キム・ジス演じる主人公チョンヘの日常を丁寧に描いていて、ちょっとした仕草などが多くの女性に共感を得ること必至です!

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