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サッド・ムービー

監督:クォン・ジョングァン
脚本:ファン・ソング 編集:キム・サンボム
音楽:ジョ・ドンイク
キャスト:チョン・ウソン/イム・スジョン/チャ・テヒョン/ヨム・ジョンア/シン・ミナ/ソン・テヨン/イ・ギウ/ヨ・ジング

2005年/韓国
日本公開日/2006年11月11日
カラー/シネマスコープ/ドルビーSR・デジタル/109分
配給:ユナイテッド・エンタテインメント
(c)2005 i Love Cinema Co., Ltd.

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サッド・ムービー(Sad Movie)

story

 仕事ぶりは優秀だが、恋には不器用な消防士ジヌ(チョン・ウソン)。彼のことを一途に愛する、手話通訳アナウンサーのスジョン(イム・スジョン)。他愛のないことで笑ったり、些細なことで喧嘩したり、二人は幸せに満ちた日々を送っていた。しかしスジョンは、いつも果敢に炎の中に飛び込んでいく彼が心配で、仕事をやめて欲しいと望んでいた。一方でジヌは、彼女がプロポーズを待っていることを知りながらも、彼女に心配をさせない自信が持てずにいた。

 アルバイトでなんとか暮らしている無職のハソク(チャ・テヒョン)。ある日彼は、先の見えない愛に終止符を打つ決心をした恋人のスッキョン(ソン・テヨン)から、冷たく別れを切り出される。彼女の心をつなぎとめるために、何とか定職を見つけたいハソクは、他人の別れ話に巻き込まれたことから、インターネットで「別れさせ屋」を始める。それは、別れの言葉を直接相手に伝えられない人たちに代わって、別れのメッセージを届ける仕事だった。

 白雪姫の着ぐるみで愛嬌を振りまいているスウン(シン・ミナ)。彼女は火事の後遺症で顔にやけどの痕があり、耳も聞こえない。そんな彼女が、初めて恋に落ちた。相手は遊園地でお客さんの似顔絵を描いているサンギュ(イ・ギウ)。ハンサムなわりに、どこか抜けたところのある純朴なサンギュをかわいく思いながら、白雪姫の姿のままでスウンは彼にちょっかいを出す。サンギュもそんな彼女が気になり、いつしか彼女の素顔の見たいと思っていた。

 会社を経営し、多忙なジュヨン(ヨム・ジョンア)。彼女には小学2年生の息子フィチャン(ヨ・ジング)がいるが、学校の行事にも、ボランティアにも参加できずにいた。ある日、ジュヨンは車で事故を起こし、重病を抱えていることを知る。もう先が長くないと宣告されショックを受けるが、入院中はいつでもお母さんに会えるとフィチャンは嬉しがる。そんな息子を見て、それまでどれほど息子を寂しがらせていたかを、彼女は初めて悟るのだった。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

愛はどうして終わる瞬間に一番輝くのだろう? 出逢いや愛し始める人々を描いた映画は沢山あります。でも、別れていく人々の姿を描いた映画を見つけることは難しい。切なくも儚い「別れ」の瞬間だけを集めたら、どうなるのだろう…。そんな想いから生まれた一本の映画が、本作『Sad Movie/サッド・ムービー』です。

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