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ファミリー

監督・脚本:イ・ジョンチョル
撮影:チェ・サンムク
編集:ナム・ナヨン
美術:カン・ソヨン
キャスト:スエ/チュ・ヒョン/パク・チビン/パク・ヒスン/オム・テウン

2004年/韓国
日本公開日/2006年12月2日
カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD・SR/96分
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(c)2004 TUBE Entertainment
2004年 青龍賞 新人女優賞(スエ)
2004年 アジア太平洋映画祭 主演男優賞(チュ・ヒョン)
2004年 大韓民国映画大賞 新人女優賞(スエ)
2005年 百想芸術大賞 女子新人演技賞(スエ)

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p3

ファミリー(A Family)

story

 ある冬の朝、一人の若い娘が刑務所から出てきた。彼女、ジョンウン(スエ)は窃盗と傷害の罪で3年の刑期を務め、家に戻るところだ。家には厳格で寡黙な父チュソク(チュ・ヒョン)と、姉を慕う無邪気な10歳の弟ジョンファン(パク・チビン)が彼女を待っているはずだった。

 お姉さんは日本に留学している、と教えられていたジョンファンは、姉の帰りを心から喜び抱きついた。が、「なぜ帰ってきた?」という父の言葉は、ジョンウンの胸を冷たく突き刺す。父が自分を暖かく迎えてくれないのはわかっていた。ジョンウンは、観察官に紹介された美容院に住み込みで働くことを、父に告げる。

 二人には心のわだかまりがあった。片目が不自由になり警官を辞職して、市場で魚屋を営むようになった父は、酒を飲んで母親に暴力をふるった。母親が亡くなったのも父のせいだと思い込んでいる娘と、あてつけのように道を外していった娘を許せない父。3年の年月は、この父娘の心をさらに遠ざけてしまっていた。

 自分の美容院を持つことが夢だったジョンウンは、元手を稼ぐために昔の不良仲間を訪ねる。3年前、彼女はチャンウォン(パク・ヒスン)の罪をかぶって刑務所に入ったのだ。しかし、今や裏社会で出世していたチャンウォンから脅されてしまう。さらに父の親友から、父が白血病にかかり骨髄移植が必要なことと、父が隠していた秘密を聞かされる。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

娘を愛しているのに厳しく接することしかできない父親と、そうやって育てられたため、自分は愛されてないと思い込み、父親のことを誤解して育った娘の話です。この映画のコピーは「お父さん、世界でいちばんアナタが嫌いです。」女性なら一度は思ったことがあるのではないでしょうか? 世界でいちばん嫌いとは思わなくても、家族の中でいちばんくらいには。思い当たる人にぜひ見て欲しい映画です。そして映画を観終わった後に、ぜひお父さんに会いに行ってください。

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