相棒/シティ・オブ・バイオレンス (The City of Violence)
story
ソウル警察に勤務する刑事チョン・テス(チョン・ドゥホン)のもとに、故郷の地方都市オンソンで暮らしていた旧友オ・ワンジェ(アン・キルガン)の訃報が届く。激務に追われ、過去のことなど顧みる余裕さえなかったテスも、この報せにはショックを受けていた。
早速休暇をとり、オンソンへ帰ったテスは、葬儀の場で少年時代の親友たちと再会する。葬儀を取り仕切っていたのは、土地開発業を営むチャン・ピロ(イ・ボムス)。彼はワンジェの妻ミラン(キム・ソヒョン)の実兄でもあった。学生の頃から、ワンジェに助けられていたユ・ドンファン(チョン・ソギョン)、その弟ソックァン(リュ・スンワン)も悲しみに暮れていた。
テスはワンジェの死にまつわる話をピロから聞かされる。ヤクザだったワンジェは、刑務所暮らしの後、実母の死やミランの流産をきっかけに足を洗い、自分の組織をピロに預けて小さなバーの店主となった。しかし、店で暴れた少年たちを取り押さえようとして争い、逆に刃物で刺し殺されてしまったのだという。事件現場に訪れるテス。そして、かつて皆と過ごした懐かしい日々の記憶が甦るのだった。
容疑者の少年たちは、逃走を続けていた。ソックァンは恩人だった兄貴分ワンジェの仇を討つべく、彼らの足どりを探る。そしてテスもまた、この殺人事件に疑問を感じ、解決までオンソンに留まることにする。事件を境に、オンソンの町は大きな変貌を遂げようとしていた。観光特区に指定され、カジノ誘致計画も進められていた。そして、その陰で暗躍していたのは意外な人物だった…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
『アラハン』や『クライング・フィスト』を観た方なら、リュ・スンワン監督がこれまで日本で観られてきた韓国映画とは一線を画した映画づくりをしていることがわかるはず。この『相棒/シティ・オブ・バイオレンス』も同様で、乱闘シーンはハチャメチャですが、そのハチャメチャ具合さえ、多くの映画を観て、それを自身の血や骨としてきた監督にしかできないハチャメチャぶりなのです。
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