logo

ナヴァラサ

監督・原案・脚本:サントーシュ・シヴァン
共同脚本:ラージャー・チャンドラシェーカル
     ヴィシュヌ・ヴァルダン
撮影:サントーシュ・シヴァン
編集:A. シュリーカル・プラサード
音楽:アスラム・ムスタファ
アドバイザー:アーシャ・バーラティ
キャスト:シュエータ/クシュブー/ボビー・ダーリン/アーシャ・バーラティ/エッジ/アペクシャー・バート/プリンス・プラナヴ

2005年/インド
日本公開日/2007年3月17日
カラー/ビスタ/タミル・英・ヒンディー/ドルビーSR/99分
配給:オフィスサンマルサン

2005年 インド・ナショナルアワード 最優秀タミル映画賞
2005年 モナコ国際映画祭 インディペンデント・スピリット賞
 助演男優賞(ボビー・ダーリン)



p2

p3

ナヴァラサ(Navarasa/Nine Emotions)

story

 チェンナイ(マドラス)に住むシュエータ(シュエータ)は13才。初潮を迎え、成女式を終えたものの、大人になった自分を素直に認めることができないでいた。そんなある日、シュエータは同居している叔父のガウタム(クシュブー)が、女性の装身具を隠し持って外出するところを目撃する。不審に思い跡をつけると、ガウタムはある家で美しく着飾った女性に変貌していた。

 ショックを受けたシュエータは、帰宅したガウタムを詰問する。ガウタムは、そんな彼女をさびしそうに見つめ「自分は生まれつき体は男だが、心は女だった」と告げる。そして、まもなく始まるクーヴァガムの祭でアラヴァンの花嫁になり、女として生きることを決意したと。

 遠方の親戚の婚礼で両親が不在になった日、ガウタムはクーヴァガムへと旅発った。気づいたシュエータも跡を追う。彼女には叔父の言葉が全く理解できず、医者にみせるために叔父を連れ戻そうと考えたのだ。しかし、クーヴァガムへの道には、このインド最大のゲイ・フェスティバルに参加するヒジュラ(インドのサード・ジェンダー)たちが大勢いて、シュエータを困惑させた。

 そんな中、シュエータはムンバイからやって来たボビー(ボビー・ダーリン)と遭遇する。ボビーは、祭の前日にヴィルプラムで行なわれる美人コンテストに出場するのだ。タミル語のわからないボビーは、英語のできるシュエータを頼ってしつこく着いて来た。始めは反発していたシュエータだったが、危ないところを助けられ、次第にボビーに心を開いていく…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

性同一性障害がテーマですが、決して深刻な映画ではありません。ヒジュラと呼ばれるインド特有のトランスジェンダーたちが年に一度、全国から集まる実在の大きな祭りが舞台。そこで繰り広げられる様々なイベントや儀式を通して、インドのセクシャル・マイノリティーたちの新たなムーブメントが紹介されていきます。女として生きるために祭りに向かった叔父さんを追う、主人公の少女とともに体験する未知の世界。少女と旅する「オカマちゃん」ボビーの明るいキャラとダンスもサイコーです。

p4

▼公式サイト 閉じる