ハンニバル・ライジング(Hannibal Rising)
story
1944年、リトアニア。名門貴族の家系を持つレクター家は、迫り来るドイツ軍の侵攻から逃れるためレクター城を離れ、森の中にある山小屋へ避難した。長男のハンニバル(アーロン・トーマス)と妹のミーシャ(ヘレナ・リア・タチョヴスカ)は、両親に守られて過ごすが、ソ連軍が補給に立ち寄ったことから戦渦に巻き込まれ、幼い兄妹の目の前で両親は命を落としてしまう。
2人きりになった山小屋へ、逃亡兵のグルータス(リス・エヴァンズ)たちがやって来た。彼らは兄妹を縛り上げると、冬を越すため山小屋に居座ってしまう。しかし、もともと少なかった食糧はすぐに底をつき、彼らは苛立ち始めた。そして彼らが目をつけたのは、幼い兄妹たちだった。まず体の弱いミーシャが引き離され、ハンニバルは必死に抵抗するが殴られて倒れてしまう。
戦争が終り、ソ連軍が山小屋へやって来た。ハンニバルは無事に保護されるが、ショックのあまり記憶の一部と言葉を失っていた。彼が収容された孤児院は、かつてのレクター城だった。口を閉ざしたまま成長したハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は、周囲に溶け込むことなく反抗的に育ち、悪夢にうなされていた。
ある日、罰として閉じ込められた物置で、かつて母が保管していた手紙を見つけだす。そこには、パリで暮らす叔父の結婚写真と住所があった。ハンニバルは脱走を決意し、長くつらい旅を経てパリの叔父の屋敷にたどり着く。未亡人として孤独に暮らすレディ・ムラサキ(コン・リー)は彼を暖かく迎え入れ、そこでの生活がハンニバルの将来に大きな影響を与えようとしていた…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
サスペンス・スリラーの新境地を開いた『羊たちの沈黙』で知られる、ハンニバル・レクター=天才精神科医にして冷徹な殺人鬼。彼の特異な人格はいかにして形作られたのか? 悪魔が取り憑いたのか? それとも、ただ眠っていた魔性が目覚めただけなのか? 本作はレクターの誕生「ライジング」に秘められた謎を暴く、トマス・ハリス原作シリーズ最新作です!
コン・リーが重要な役柄を演じています。存在感はさすが! 若きハンニバルを演じるギャスパー・ウリエルの左エクボにもご注目を。(アジコ)
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