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アボン 小さい家

監督:今泉光司
脚本:今泉光司、クリスティー・S・アバン
撮影:Boy Yniguez
音楽:ジョーイ・アヤラ、アーネル・バナサン
キャスト:ジョエル・トレ/バナウエ・ミクラット/ルイ・Q・マナンサラ/ナンド・サン・ペデロ/キドラット・タヒミック/ヘーゼル/ニーナ/ハンジ

2006年/日本・フィリピン
日本公開日/2007年4月21日
カラー/オリジナル35mm→新デジタル/111分
配給:アルゴ・ピクチャーズ

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アボン 小さい家(Abong)

story

 ルソン島の都市バギオは、かつて日本人町として栄えた場所。日系3世のラモット(ジョエル・トレ)は、3人の子どもを抱え、豊かな暮らしと大きな家を夢見て、バギオで乗り合いバスの運転手をしていた。ある日、3人の子どもたちの学費を稼ぐため、妻イザベル(バナウエ・ミクラット)も海外へ働きに行くことになる。子どもたちはしばらくの間、ラモットの実家がある山奥の村に預けられることになった。

 ラモットの実家は、ルソン島北部のコルディリエラ地方にあった。そこは電気もまだ通っていない村だったが、豊かな自然に恵まれ、人々はつましくも幸せな暮らしをしていた。長女のケユ(ヘーゼル)、次女のビリット(ニーナ)、末っ子で長男のノップノップ(ハンジ)は最初は戸惑うが、祖父のスカヤン(ナンド・サン・ペデロ)と祖母のタミン(ルイ・Q・マナンサラ)に暖かく見守られ、次第に村の生活になじんでいく。

 やがて、ラモットが子どもたちを迎えに来た。しかし、イザベルが偽造パスポート容疑で逮捕された上に、渡航斡旋料も支払わなくてはならず、一家は窮地に立たされる。ケユとビリットは、ホウキ売りのアルバイトをして父を助けた。彼女たちはホウキを持って様々な寺院を巡り、村にいた時と同じようにすべての神様にお祈りをしていた。心配したスカヤンが訪ねて来るが、ラモットは大金を稼ぐため、危険な仕事に手を染めようとしていた…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

なんといっても子供たちの生き生きした表情がいい。実際オーディションで選ばれた日系人の子供が演じています。フィリピンに1世紀も前から日系人が住んでいること、イゴロットという自給自足の生活を今も続けている山岳民族がいること等、殆どの人が知らないフィリピンを教えてくれます。また物質ではない豊かさに気づかせられる、見た後癒されること間違いなしの究極のスローライフムービーです。

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