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モンゴリアン・ピンポン

監督:ニン・ハオ
脚本:シウ・エナ、ガオ・ジェングオ、ニン・ハオ
撮影:ドゥ・ジエ
美術:チャン・シャオビン
編集:ジャン・ヤン
音楽:フー・ヘー
キャスト:フルツァビリゲ/ダワー/ゲリバン/ユーデンノリブ/バデマ/ウリン/デゥゲマ/ジン・ラオウ

2005年/中国(内モンゴル)
日本公開日/2007年4月28日
カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSR/105分
配給:ダゲレオ出版
(c)Bavaria Fim International presents a Kunlun Brother Film & TV Productions Ltd.
2005年 ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品作品

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モンゴリアン・ピンポン(緑草地)

story

 モンゴルの雄大な自然の中で、家族と暮らす少年ビリグ(フルツァビリゲ)。この土地にはまだ電気も水道もひかれていないが、やんちゃ盛りのビリグや同じ年頃の友だちエルグォートゥ(ゲリバン)とダワー(ダワー)にとっては、馬に乗って駆け回る大草原全体が遊び場だ。

 ある日、ビリグが川の水を汲みに行くと、上流から小さな白いピンポン球が流れてきた。しかし、卓球を知らない少年たちは謎の物体に興味津々。何に使われるものなのか? こんなに軽く水に浮くのはなぜなのか? ビリグのおばあちゃん(デゥゲマ)は、それは川の上流に住む精霊の宝物で「光る真珠」というものだという。しかし、夜じゅう待っても球は光らない。物知りのラマ僧たちにきいても、誰も知っている人はいなかった。 

 あるとき、ダワーの父親(ブヘビリゲ)がテレビを買った。大草原に手作りのアンテナを立てて奮闘するが、なかなか映像が映らない。しかし少年たちは偶然に、聞こえてくる雑音まじりの音声から、あの白い球は「卓球」というスポーツに使われるボールらしい、ということを知る。さらにアナウンサーは「卓球は我々の国技、このボールは我が国家の球なのです」と続けた。これを聞いた3人はびっくり。そんなに大事な球がなくなって「国家」は困っているに違いない、「国家」のある北京まで球を返しにいこう、と考える。

 馬とスクーターで北京を目指した3人だったが、大草原は彼らの想像を超えてどこまでも広がっていた…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

初めて目にする謎の物体「ピンポン球」に、内モンゴルの少年たちは大騒ぎ。無限に広がる緑草地を自由自在に駆け回る彼らのたくましさや、純粋な笑顔に癒されること間違いなし。ラストの意外な展開には思わずにんまり!昨年「クレイジー・ストーン」が中国で記録的大ヒットを飛ばした新鋭ニン・ハオ監督は要チェックです。

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