雲南の少女/ルオマの初恋
([女若]瑪的十七歳 /When Ruoma Was Seventeen)
story
ルオマ(リー・ミン)は毎朝、おばあちゃん(リー・ツイ)が茹でたとうもろこしを籠にいれ、乗合い自動車で町に出る。「焼きとうもろこしはいかが?」市場で大声を上げても客はいない。そんな時、声をかけてくれたのが、カメラマンのアミン(ヤン・チーカン)。彼はとうもろこしを10本も買ってくれたが、実は代金5元の小銭もなく、家賃が払えず大家から矢の催促を受け、昆明にいる恋人が家賃を持ってくるのを待っているところだった。
アミンは代金のかわりに、ウォークマンをルオマに渡した。ウォークマンから流れるのは、エンヤの「カリビアン・ブルー」。初めて聴く歌声は、彼女を虜にした。ウォークマンから流れる美しいメロディーによって、見慣れた風景に、新しい世界が広がっていった。
翌日、アメリカ人の観光案内をしたアミンは、観光客たちが、民族衣装を着て焼きとうもろこしを売る美しい少女ルオマと一緒に写真を撮りたがる光景に、目を見張る。彼はルオマに、名物の棚田を背景にして、外国人観光客相手に写真撮影をしようと提案した。「撮影料金1枚10元」の看板に観光客は列を成し、アミンの作戦は大当たりした。
ルオマの夢は、都会へ出て恋人と「エレベーター」に乗ること。昆明に出稼ぎに行き、町の男と結婚を決めたルオシア(シュー・リンユエン)が教えてくれたのだ。アミンは必ず昆明に一緒に行き、エレベーターに乗せてあげると約束してくれた。夢のような楽しい日々の始まりだった…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
鏡のように美しい雲南の棚田はまさに圧巻! 憧れの人からもらったウォークマンから流れるエンヤの曲に聴き入るルオマの至福の笑顔には、思いっきり癒されます。ハニ族の風習を織り交ぜながら描かれる、ルオマの初めて恋の行方に、初恋を体験したことのある方なら誰でもキュン!となること間違いなしです。
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