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肩ごしの恋人（Lovers Behind）
story
気ままなシングル・ライフをエンジョイしている、女流カメラマンのジョンワン（イ・ミヨン）。裕福な実業家と結婚し、お金と時間を自分磨きに注ぎ込んでいるヒス（イ・テラン）。32歳の2人は、男性の好みが違うからこそ、友情が長続きしている長年の親友同士だ。
ジョンワンは、事務所の上司で既婚者のヨンフ（キム・ジュンソン）と、大人同士のクールな付き合いを続けていた。内心、後ろめたい気持ちもちょっぴり抱いているジョンワンに対し、マンネリ気味の結婚生活に刺激を求めているヒスは、「結婚している男の方が、しつこくなくていいじゃない？」と軽い調子でエールを送っている。
そんなヒスにとって、不倫が他人事でなくなる日がやって来る。安全パイと確信して結婚した夫のヒョンシク（ユン・ジェムン）に、若い愛人エリ（キム・ファジュ）がいることがわかったのだ。最初は悠然と構え、平気なふりをしていたヒスだったが、エリに呼び出され「私にはその気がなかった」と文句まで言われて、怒りが爆発。衝動的に家を飛び出し、ジョンワンのアパートに転がり込む。
翌朝、迎えに来た夫をすげなく追い返すヒス。一方、ジョンワンは、ヨンフへの恋愛感情をコントロールできなくなってきた自分に、とまどいと苛立ちを感じていた。そんな時、全身をシャネルで着飾ったヨンフの美しい妻（イ・ヘサン）を見て、嫉妬心まで感じてしまう。さらに、ヨンフから離婚話を聞かされ、揺れる心でヒスにその話をするのだが…。
●アジコのおすすめポイント：
自立して、なりふり構わず本能的に生きる女と、保証された愛と生活の中で自分磨きにせいを出す女。対照的な2人を親友同士にしたところが、この物語のミソ。どんなに親友同士でも、立場が変われば対立することもあり。それでも互いの状況や心情を理解して、喧嘩しても助け合っていくのが、真の友情というものでしょう。心のキーマンとなる若い男の子役のマルコくんが、自然体でなかなかよいです。7月から放送されていた、米倉涼子と高岡早紀によるドラマ版と比べて観るのも面白いでしょう。
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