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僕の彼女はサイボーグ

監督・脚本:クァク・ジェヨン
撮影:林淳一郎(J.S.C.)
編集:掛須秀一(J.S.E)
美術:丸尾知行
音楽:大坪直樹
主題歌:「約束の翼」(歌/MISIA)
出演:綾瀬はるか/小出恵介/桐谷健太/田口浩正/遠藤憲一/小日向文世/竹中直人/吉行和子

2008年/日本
日本公開日/2008年5月31日
カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/120分
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
(c) 2008「僕の彼女はサイボーグ」フィルムパートナーズ

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僕の彼女はサイボーグ(Cyborg She)

story

 寂しい生活を送る大学生のジロー(小出恵介)は、20歳の誕生日、いつものように自分へのプレゼントを買うために訪れたデパートで、ボディスーツ姿のキュートな女性と遭遇する。悪戯っぽい笑顔でジローを見つめる彼女(綾瀬はるか)は、靴を穿き、飾ってあったワンピースに素早く着替えると、お金を払わずにデパートから出ていった。

 不思議に思いながらも、ジローはいつも誕生日に訪れるレストランへ行き、一人で誕生日を祝っていた。そこへ、またもや彼女が現れ「私も今日、誕生日なの」と同じテーブルに座ると、山のようなメニューを注文。豪快に平らげた彼女とジローは、食い逃げをして夜の中華街を逃げ回り、エキサイティングな夜を過ごすことになる。

 そして最後にたどり着いたのは、なんとジローが住むビルの屋上の部屋の前。そこで、彼女は辛い思い出をジローに告白すると、再び笑顔を残して去って行った。そして、この日の出来事は、ジローの人生の中で最も輝いていた忘れられない瞬間となった。

 1年後、同じようにひとりで誕生日を祝おうとしているジローの前に、再び彼女が現れた。しかし、去年とはどこか雰囲気が違う。微妙な違和感を覚えつつも、昨年と同じレストランで食事をしていると、銃の乱射事件が起こり、ジローが撃たれそうになる。その瞬間、ジローを救出したのは、超人的な力を持つ彼女だった。実は彼女は、科学者となった未来のジローが、自分を守るために送り込んだサイボーグだったのだ…。

●アジコのおすすめポイント:

ゆうばり映画祭で出会ったクァク・ジェヨン監督と山本又一朗プロデューサーが意気投合し、誕生した夢のファンタジー作品。日本映画でありながら、クァク・ジェヨン監督ならではの魅力に溢れた作品に仕上がっています。どことなくチャ・テヒョンを思わせる小出恵介と、チョン・ジヒョンばりの豪快な強さを発揮する綾瀬はるかは、それぞれのキャラクターにぴったり。特に綾瀬はるかは、サイボーグと人間の違いを巧みに演じ分けています。そして、なによりとってもキュート。果たして、二人の運命はどうなるのか、最後まで目が離せません。ラストに流れるMISIAのエンディングテーマも、印象的で素敵です。

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