第1話「インテリア・デザイン」
脚本・監督:ミシェル・ゴンドリー(仏)
原作・共同脚本:ガブリエル・ベル
撮影:猪本雅三
音楽:エティエンヌ・シャリー
キャスト:藤谷文子/加瀬亮/伊藤歩/妻夫木聡/大森南朋
第2話「メルド」
監督・脚本:レオス・カラックス(仏)
撮影:キャロリーヌ・シャンプティエ
特殊メイク:臼井則政
キャスト:ドゥニ・ラヴァン/ジャン・フランソワ・バルメール
第3話「シェイキング東京」
監督・脚本:ポン・ジュノ(韓)
撮影:福本淳
音楽:イ・ビョンウ
キャスト:香川照之/蒼井優/竹中直人
主題歌:Tokyo Town Pages(歌:HASYMO)
2008年/仏・日・韓
日本公開日/2008年8月16日
カラー/ビスタ/ドルビーデジタル/110分
配給:ビターズエンド
(c) 2008「TOKYO!」
●アジコのおすすめポイント:
フランス出身のミシェル・ゴンドリー(『恋愛睡眠のすすめ』)、レオス・カラックス(『ポンヌフの恋人』)、韓国のポン・ジュノ(『グエムル/漢江の怪物』)という3人の奇才監督たちが、東京の街を舞台に独自の映像世界を切り取ったオムニバス作品です。出演しているのは日本の俳優たち。邦画のようで邦画でない不思議な世界が展開しています。中でもレオス・カラックス監督は、前作『ポーラX』から実に9年ぶりの作品。盟友のドゥニ・ラヴァン(『ポンヌフの恋人』)を起用し、まったくの異世界を創造。それぞれに味わい深い作品となっています。
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TOKYO!(TOKYO!)
story
第1話:インテリア・デザイン
大雨の東京。ヒロコ(藤谷文子)は恋人でかけ出しの映画監督アキラ(加瀬亮)と車で上京し、高校時代の友人アケミ(伊藤歩)の部屋に転がり込む。久しぶりの再会を喜ぶ3人。しかし、二人の部屋探しは難航し、恋人タケシ(妻夫木聡)のいるアケミは迷惑顔。ヒロコはアキラの言葉に傷つき、いつの間にか体に異変が起こっていく…。
第2話:メルド
東京のど真ん中、突如マンホールから、一人の謎の人物が地上に現れる。赤毛の髪、長く伸びたあご鬚、すり切れた緑色の服に身を包んだその姿は、どう見ても異様だ。東京の繁華街に出現しては人々に危害を加え、驚異的なスピードで街中を闊歩し、マンホールに消えて行くその男、メルド(ドゥニ・ラヴァン)は、「下水道の怪人」として東京中に衝撃を与えていた…。
第3話:シェイキング東京
東京のある街に、一人の男(香川照之)が暮していた。立ったまま食事をし、トイレで居眠りをし、山積みの本を読みあさるのが彼の日常。男は家を出ないまま10年間、引きこもりの生活を続けていた。ある日、ピザを届けに来た少女のガーターベルトをした足が、ふと目に入った。思わず顔をあげると、目の前にいたのは美しい少女(蒼井優)だった…。
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