宿命(The Fate)
story
裏社会から足を洗いたいと思っていたウミン(ソン・スンホン)は、兄貴分のガンソプ(アン・ネサン)が計画したカジノ襲撃に参加。仲間のチョルジュン(クォン・サンウ)、ドワン(キム・イングォン)とともに、それぞれが夢見る新たな生活のため、組織の金を強奪しようとしていた。
最強のチーム・プレーを誇る4人の計画は成功したかに見えたが、組織のボスであるドゥマン(ミン・ウンシク)に知られ失敗に終わる。ドワンはドゥマンの右腕ヨンファン(チソン)らに捕らえられ、ガンソプはアキレス腱を切られてしまう。そしてウミンは、刑事事件となってしまった責任を取らされ刑務所に入ることに。しかし、チョルジュンだけはドゥマンから労いの言葉をかけられる。実はチョルジュンは仲間を裏切っていたのだった。
2年後。出所したウミンはドワンの変わり果てた姿に愕然とする。女に逃げられてクスリに溺れ、見る影もない。恋人のウニョン(パク・ハンビョル)はドゥマンの愛人となり、笑顔をなくしてしまっていた。一方のチョルジュンは多くの部下を従えるようになっていた。そして、ガンソプの行方は誰にもわからないという。カジノ襲撃時、密かにガンソプに託した金…それだけが最後の希望なのだが。
ウミンはチョルジュンの経営するクラブに乗り込んだ。しかし、チョルジュンの差し出した手を、ウミンは無言で払いのける。2人のあいだの溝は決定的なものとなっていた。チョルジュンはウミンを襲い、瀕死の重傷を負わせる。チョルジュンにとって、もはやウミンは邪魔なだけの存在となっていた。不憫な思いをさせてきた妹のためにも、チョルジュンにはこの世界で成り上がる必要があったのだ。
そんなある日、チョルジュンはウミンを見舞うドゥマンを目撃。自分の居場所を失うのではないかと焦りはじめる。資金難から援助を求めてもドゥマンに見放され、手を出すなと言われていた賭博場の襲撃もすぐに知られてしまったチョルジュンは、次第に追いつめられていく…。
●アジコのおすすめポイント:
ソン・スンホンとチソンが除隊後に出演した復帰作。共に肉体美を誇るモムチャン俳優クォン・サンウとのサービス・ショットもあり。かつて仲間だった裏社会の男たちが、それぞれの事情で足を洗うために、敵対するようになっていく様を描きます。正義派だったクォン・サンウは、初の悪役に挑戦。キレたヤクザをヤンチャに演じています。クールなヤクザを演じるチソンは友情出演ながら重要な役所。2人に絡む男を演じ、3人目の主役となっています。ヤクザ映画は苦手という方は、イケメン3人の演技バトルを楽しみましょう。
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