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中華学校の子どもたち

監督:片岡希
撮影:樋口伊喜夫、山本直歴史、片岡希
録音:渡辺洋一、西本憲吾、津守優晴
編集:渡会清美
音楽:加藤千晶
エンディング主題歌:「ぼくのチャイム」
出演:横浜山手中華学校の1年生、横浜中華街に住む人々

2008年/日本
日本公開日/2008年11月22日
カラー/86分
配給:ブロードメディア・スタジオ


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中華学校の子どもたち

story

 在日華僑・華人の教育と文化の伝達の場として、初めて日本に中華学校が設立されてから百余年。現在、日本全国には中華系学校が僅か5校、その中の2校が横浜にある。山手の丘にある大陸系の横浜山手中華学校、横浜港沿い山下町・中華街内にある台湾系の横濱中華學院。本作では、大陸系の横浜山手中華学校小学部1年生の日常を3年間にわたって記録する。

 日中戦争、中国共産党、毛沢東、そして文化大革命。様々な政治と歴史の苦悩を経験してきた華僑華人の子どもたちは今、無邪気に学校での日々を過ごしている。中国語の話せない華僑の子供も多くなっている今、日本語と中国語の混在使用が子どもたちの間でコミュニケーションの主流になりつつある。中華学校の子どもたちを記録することは、横浜、華僑・華人の人々の歴史を記録することでもある。子どもたちの愛らしい表情から、中国と日本の「過去」と「現在」そして「未来」が見えてくる。

●アジコのおすすめポイント:

日本の小学1年生と少しも変わらない子どもたちがたくさん登場しますが、唯一違っているのは、彼らが日本語と中国語をミックスして使用していること。その絶妙なブレンド具合が楽しいです。日本初の中華学校の歴史と変遷もよくわかります。昔は広東人が多かったため、初めは広東語での授業だったというのもびっくり。そして、中華街での課外授業で登場する有名店の数々。これらは華僑の人々にとっても自慢のお店なんですね。

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