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ラスト・ブラッド

監督:クリス・ナオン
脚本:クリス・チョウ
原作:「Blood The Last Vampire」プロダクションI.G
撮影:プーン・ハンサン
編集:マルコ・キャヴェ
アクション監督:コーリー・ユン
音楽:クリント・マンセル
出演:チョン・ジヒョン、小雪、アリソン・ミラー、リーアム・カニンガム、JJフェイルド、倉田保昭

2009年/香港・フランス
日本公開日/2009年5月29日
カラー/スコープサイズ/ドルビーデジタル/91分
配給:アスミック・エース
(c) 2009, East Wing Holdings Corp. and SAJ.




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ラスト・ブラッド(Blood The Last Vampire)

story

 先が見えない混迷の時代を迎えた日本で、オニたちが暴れ始める。アメリカ空軍関東基地で、明らかにオニと思われる手口で、1週間に3人も殺されたのだ。オニ殲滅のために秘密裏に創られた組織カウンシルの頼みは、もはや1人の少女だけだ。彼女の名前はサヤ(チョン・ジヒョン)、16歳。父を殺したオニゲン(小雪)への復讐だけを目的に、たった1人で生きてきた。今は、利害が一致するカウンシルの協力を得て、オニの処刑人としての日々を送っている。

 カウンシルのリーダー、マイケル(リーアム・カニンガム)は、サヤを米軍基地内の高校に潜入させる。しかし、女子生徒に化けた2匹のオニが、同じクラスのアリス(アリソン・ミラー)に襲いかかる。サヤは肩に担いだ黒筒から大振りの日本刀を抜き出し、一瞬にしてオニたちを斬り捨てた。後始末に、マイケルと部下のルーク(JJフェイルド)がCIAを名乗って駆けつける。しかし、マッキー将軍は、現場を目撃した娘アリスの証言も手伝って、彼らに疑念を抱く。

 アリスは、オニに自分を襲わせようとした教師ミスター・パウエル(コリン・サーモン)に真相を問いただそうと、彼の行きつけの店を訪ねる。ところが、その答えは「本当の戦争とは、大昔から続く君の種族と私の種族の戦いだ。君たちの終わりの時は近い」。気づいた時には、まわりはオニの群れだった。必死で逃げるアリスを助けたのは、サヤだ。何とかオニの群れを抜け出したサヤは、アリスを家に帰す。

 彼女が帰宅したその時、カウンシルを追及しすぎた将軍は、アリスの目の前でルークに撃ち殺されてしまう。もはや信用できるのは、サヤしかいない。アリスはサヤのホテルを訪ねるが、追っ手はすぐそこまで来ていた。サヤは、父親を殺されたアリスにシンパシーを覚え、カウンシルとの関係を断ち切ることを決意。アリスが運転する車で、山奥へと脱出する。そして、深手を負って意識を失ったサヤに、アリスは自分の血を与えるのだった。彼女は気づいていた。サヤには、自分とは違う血が流れていることを…。

●アジコのおすすめポイント:

『デイジー』以来、日本ではしばらくご無沙汰だったチョン・ジヒョンが、なんと日本刀を片手に勇ましい姿で帰ってきました。原作は、2000年に劇場用アニメーションとして製作された『Blood The Last Vampire』(48分/監督:北久保弘之・企画協力:押井守)。日本だけでなく世界でも絶賛された本作を、あのビル・コンがプロデュース。日本のアニメ作品の実写化を多く手がけているビル・コンですが、アクションもいけると睨んだチョン・ジヒョンと再びタッグを組み、国際的な布陣でダークな世界を作り上げています。特撮とはいえ、チョン・ジヒョンのアクションはなかなかのもの。迫力あります。セーラー服もおさげも似合ってます。


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