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チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ

監督:ニキル・アドヴァーニー
脚本:シュリーダル・ラーガヴァン、ラジャト・アローラー
撮影:ヒンマーン・ダミージャー
アクション監督:ディーディー・クー
音楽:シャンカル=イフサーン=ロイ、カイラサ
振付:ポニー・ヴァルマー
出演:アクシャイ・クマール、ミトゥン・チャクラヴァルティー、ディーピカー・パードゥコーン、ランヴィール・ショウリー、ロジャー・ユアン、ゴードン・リュウ

2009年/インド
日本公開日/2009年5月30日
カラー/スコープサイズ/ドルビーSRD・DTS/155分
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2008 Warner Bros. Pictures (India) Pvt. Ltd. and RSE People Tree Films


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チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ
(Chandni Chowk To China)

story

 シドゥ(アクシャイ・クマール)は、チャンドニー・チョークに住む素朴な料理人。赤ん坊の頃、親方(ミトゥン・チャクラヴァルティー)に拾われて育ったが、ジャガイモを切り刻むだけの味気ない人生から抜け出したいと切望し、占いに頼る日々。ある日、象の神様ガネーシャに似た形のジャガイモを発見し、ハシ道士(ランヴィール・ショウリー)と荒稼ぎをする始末。そんなダメ男シドゥに、親方はいつも嘆いていた。

 そんなある日、中国からやって来た男たちが、シドゥはかつて戦乱の世に活躍した英雄の生まれ変わりだと主張。一緒に中国の村へ行って欲しいと懇願する。その男たちは、村を脅かしている残忍なギャング、北条(ゴードン・リュウ)の元から逃れ、秘かに助けを求めてやって来たのだった。中国語のわかるハシ道士が事情を聞き、異国で待つのは女たちとワインと王族級の扱いだとシドゥをそそのかす。真の理由を知らないシドゥは、親方に別れを告げ、中国へ旅立つ。

 その頃、シドゥがTVCFを見て憧れていた美しいモデルのサキ(ディーピカー・パードゥコーン)も、中国を訪れていた。中国人の警察官を父親に持つサキは、仕事の傍ら、生死不明になっている父親と双子の妹ミャオミャオの消息を探るため、彼女自身の冒険を始めたのだった。

 村で歓待を受けたシドゥとハシ道士は、訪れた万里の長城で、北条の手のものに襲われる。現れた刺客はサキにそっくりな女だった。幼い頃、北条の手に渡ったミャオミャオ(ディーピカー・パードゥコーン2役)は、刺客として育てられたのだ。さらに、長城から転げ落ちたシドゥは、壁の隙間に住む謎の浮浪者と知り合う。カンフー達人の彼は、頭を打って記憶をなくしたまま隠遁生活を送っていたが、実はサキの父親、チャン刑事(ロジャー・ユアン)だった。

 強大な敵、北条を前にして、手も足も出ないシドゥは、彼を心配して村を訪れた親方に窮地を救われる。が、英雄像の前で、親方は北条に殺されてしまう。シドゥは親方の仇と村人を救うために、真に強くなろうと決意。万里の長城へ行き、カンフー達人に弟子入りする…。

●アジコのおすすめポイント:

インド映画ですが、中国映画ファンが思わずニンマリするようなシーンが満載。ご覧の通り、あの映画やこの映画のパロディもあり。さらに、悪役の北条役で『少林寺三十六房』のゴードン・リュウが、チャン刑事役としてハリウッドでアクションを鍛えたロジャー・ユアンが出演と本格的。まさに、マサラ映画とカンフーアクションの絶妙な合体作品となっています。さらに、主人公がダメ男から訓練を重ね、徐々に強くなっていく過程も見物。「一番多くやった動作が最強の武器になる」との教えに従い、最後はシドゥならではの技で敵を倒すのも爽快です。双子役を演じるディーピカー嬢の美貌にも注目。正反対の2つの魅力が楽しめます。


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