logo

ソフィーの復讐

監督・脚本:エヴァ・ジン
撮影:アルマンド・サラス
編集:チェン・カーファイ、タン・ファ
音楽:ネイサン・ワン
出演:チャン・ツィイー、ソ・ジソブ、ピーター・ホー、ファン・ビンビン、ヤオ・チェン、ルビー・リン

2009年/中国・韓国
日本公開日/2010年1月9日
カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/107分
配給:メディアファクトリー/熱帯美術館
(c)2009 Sophie Production Ltd, Perfect World Culture Communication Co., Ltd. and CJ Entertainment



p2

p3

ソフィーの復讐(非常完美/Sophie's Revenge)

story

 ソフィー(チャン・ツィイー)はキュートで奔放な女流漫画家。いつも想像力に満ちあふれている。イケメン外科医の恋人ジェフ(ソ・ジソブ)とは付きあって2年。ジェフが彼女の家族と旧友たちの前でプロポーズをしてからは、ソフィーは世界で一番幸せな女になった。二人はまさに完璧なカップルのはずだった。ところが、担当した手術をきっかけに映画女優のジョアンナ(ファン・ビンビン)と出会い、ジェフはソフィーに別れを告げる。

 打ちのめされたソフィーはベッドから出ようともせず、誰とも顔を合わせようとしない。特に結婚式の計画に明け暮れる母親とはなおさらだ。彼女は親友のルーシー(ルビー・リン)、リリー(ヤオ・チェン)と一緒にこの失恋を乗り越えようとする。だが.、ソフィーの最初の作戦「寛容と許し」はうまくいかない。「許してあげてもよくてよ」とジェフの仕事場を訪れたソフィーだが、立て続けに救いようのないドジを踏んでしまうのだった。

 写真家ゴードン(ピーター・ホー)が主催したハロウィンパーティにでかけたソフィーは、そこでもジェフとジョアンナの姿を見かけてこそこそ逃げ回り、みじめな気持ちをアルコールで紛らわそうとする。すっかり酔っぱらった彼女は、偶然ゴードンとジョアンナが仲睦まじく写った写真につまずき、ゴードンもジョアンナにフラレたに違いない!と思い込む。そこで、ゴードンを自分の計画に引き込もうと画策するのだった。

 ゴードンはしぶしぶ、ソフィーの計画に協力するのだが…。

●アジコのおすすめポイント:

チャン・ツィイーが自らプロデュースまでかってでたという力演作。相手役にソ・ジソブ、ピーター・ホーを迎えて、勝ち気でキュートなチャン・ツィイーの魅力が満載! 楽しくかわいらしい小品となっています。『靴に恋する人魚』のようなファンタジー系の作品が中華圏でも増えてきましたが、中国大陸からこういう作品が出て来たのは新鮮。中国らしさをあえて避けたような無国籍な作りも興味深いです。妄想の中で、野菜になったチャン・ツィイーやファン・ビンビンが輪切りにされるのも愉快。そして、ジェフ役のソ・ジソブは吹替ではなくちゃんと自分の声で北京語をしゃべっています。いろんな角度から楽しめる作品です。


p4p5p6

▼公式サイト 閉じる