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食客2/優しいキムチの作り方

監督:ペク・ドンフン
原作:「食客」ホ・ヨンマン
脚本:シン・ドンイク、ペク・ドンフン
撮影:チョ・ヨンギュ
編集:パク・コジ
音楽:キム・スンヒョン
出演:キム・ジョンウン、チン・グ、ワン・ジヘ、チェ・ジョンウォン、イ・ボヒ

2010年/韓国
日本公開日/2011年1月8日
カラー/デジタル/シネスコ/119分
配給:彩プロ
(c)2010 Yedang Entertainment & Trophy Entertainment

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食客2/優しいキムチの作り方
(食客/キムチ戦争)

story

 料理人として日本で成功したペ・ジャンウン(キム・ジョンウン)。日本滞在中、その彼女の料理でもてなされた韓国大統領は、キムチ発祥国としての威信をかけるべく大々的なキムチ大会を企画する。

 その頃、食材の商売をしているソン・チャン(チン・グ)はひさしぶりに里帰り。実家は韓国伝統家庭料理の老舗「春陽閣(チュニャンカク)」を営んでいたが、ビル建設でチンピラに立退きを迫られ休業していた。育ての母スヒャン(イ・ボヒ)がソン・チャンの好物をふるまっていると、実の娘のジャンウンがキムチ大会に出場するため戻ってくる。

 女性シェフを認めない伝統を嫌って日本へ飛び出したジャンウン。彼女の成功の裏には、かつて妓生だった母への反発心が潜んでいた。そして今、経営の危機に瀕している「春陽閣」を改革しようと野望を抱いていた。一方、常連客に愛される「春陽閣」とそれに応えるスヒャンの姿を見て、ソン・チャンは「春陽閣」の伝統を守るためにキムチ大会への出場を決意。幼い頃から料理対決しては負けていたジャンウンと、勝負を競うことになる。

 勝ち抜き3回戦の1回目。テーマは辛いキムチが誕生する以前の伝統的キムチ。決め手は塩にあるとにらんだジャンウンは塩の産地を訪ね、自分の手で煮塩を作り始める。一方、ソン・チャンは…。

●アジコのおすすめポイント:

キムチ好きにはたまらない作品です。キムチが苦手な人でも、思わず食べたくなるかも。主演のチン・グは、これまでチンピラ役が多かったせいか、いつも上目づかいで鋭い印象だったのですが、本作では別人のように優しい表情。キム・レウォン、キム・ガンウに負けない好青年ソン・チャンを自然体で演じています。対するキム・ジョンウンはいつもの明るいキャラを押さえ、クールな演技に徹しています。キムチの一番の味付けは母の愛。主人公2人の実の母への確執が溶けた時、最高のキムチが完成。甲乙つけがたい勝負の結果、そして「春陽閣」の未来は…劇場でお楽しみください!


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