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悪魔を見た

監督:キム・ジウン
脚本:パク・フンジョン
撮影:イ・モゲ
編集:ナム・ナヨン
照明:オ・スンチョル
美術:チョ・ファソン
特殊メイク:クァク・テヨン
音楽:モグ
出演:イ・ビョンホン、チェ・ミンシク、オ・サナ、チョン・グックァン、チョン・ホジン、キム・ユンソ、チェ・ムソン、キム・インソ

2010年/韓国
日本公開日/2011年2月26日
カラー/アメリカンビスタ/ドルビーデジタル/144分/R18+
配給:ブロードメディア・スタジオ
(c)2010 Peppermint & Company Co., Ltd.
2010年 大鐘賞 照明賞(オ・スンチョル)
2010年 青龍賞 撮影賞(イ・モゲ)
 照明賞(オ・スンチョル)/音楽賞(モグ)
2011年 アジア映画大賞 編集賞(ナム・ナヨン)
2011年 ビルバオ国際ファンタスティック映画祭 グランプリ

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悪魔を見た(悪魔を見た/I Saw The Devil)

story

 ある夜、郊外のハイウェイで車がパンクし、レッカー車の到着を待っていた若い女性が姿を消した。翌日、河原で遊んでいた少年がビニール袋に入った人間の耳を発見。通報を受けた地元警察が大規模な捜索を開始すると、川底からは女性の頭部が見つかり現場は騒然となる。被害者は引退した重犯罪課の刑事チャン(チョン・グックァン)の娘ジュヨン(オ・サナ)だった。

 チャンをはじめとする家族と共に深い悲しみに沈んだのは、1ヶ月前にジュヨンと婚約したばかりの恋人スヒョン(イ・ビョンホン)だった。事件の直前まで携帯電話で会話していたスヒョンは、仕事のせいで彼女を救えなかった自分を呪い、葬儀場で「君の苦しみを、犯人に倍にして返してやる」と誓うのだった。

 国家情報院捜査官のスヒョンは休暇を申請し、自ら真犯人の特定を始める。有力容疑者は4人。力ずくでひとりずつ締め上げたスヒョンは、送迎バスの運転手をしているギョンチョル(チェ・ミンシク)という男の留守宅に潜入。隣にある血なまぐさい作業場で、排水溝に落ちていたジュヨンの婚約指輪を発見し、大粒の涙をこぼす。

 ジュヨンに続いて別の若い女性を惨殺したギョンチョルは、警察の手が迫っていることを察知し、送迎している塾の少女を広大な畑に連れ込む。ギョンチョルが少女に手をかけようとしたその時、スヒョンが出現し、2人は初めて対峙する。格闘の末、殴られたギョンチョルが朦朧としている時、スヒョンはギョンチョルの左手の骨を砕き、マイク付GPSチップのカプセルを飲み込ませて立ち去る。

 以来、ギョンチョルが犯行に及ぼうとするとスヒョンが現れ、ギョンチョルの身体を次々と傷めつけていった…。

●アジコのおすすめポイント:

いや〜スゴイです!イタイです! パク・チャヌク監督の復讐3部作で、韓国映画独特の痛い描写に鍛えられたアジコですが、ここまでやるかというくらいの凄惨な場面が続きます。片や感情のかけらもないような冷血なシリアルキラー、片や復讐心に燃える頭脳明晰な男、この2人の死闘は周囲の人間も巻き込んで収集がつかない地獄へ道づれ。でも、一体どうなるのかとハラハラしながら最後まで観てしまうことに。イ・ビョンホン、チェ・ミンシク、どちらもかなりのストレスがあったと思いますが、さすがの演技力で俳優魂を見せてくれます。(痛いのは苦手だけど映画は観たいという方は、痛い場面で視線をそらすとよいですよ)


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