logo

エイリアン・ビキニの侵略

監督:オ・ヨンドウ
脚本:オ・ヨンドウ
撮影:グ・チュンモ
音楽:キム・ジョンヨル
出演:ホン・ヨングン、ハ・ウンジョン、チェ・ヨンジョ、チョ・フンヨン、ソ・ビョンチョル、キム・ヒョンテ、キム・ソンミン

2011年/韓国
日本公開日/2011年10月22日
カラー/ビスタ/ステレオ/デジタル上映/75分
配給:キングレコード株式会社
2011年 ゆうばり国際ファンスティック映画祭 グランプリ

p2

p3

エイリアン・ビキニの侵略
(Invasion OF Alien Bikini)

story

 得意なテコンドーで街の治安を守っている男・ヨンゴン(ホン・ヨングン)。いつものように、夜の街をパトロールしていると、4人の男に追いかけられ、暴行を受ける女性の姿が! 理不尽な暴力を許さないヨンゴンは、早速彼女を助けに入る。問答無用で男たちを蹴散らしたヨンゴンは、傷ついた女性を介抱するため、自宅へと連れ帰った。

 彼女の名前はハ・モニカ(ハ・ウンジョン)。清楚だがミステリアスな美女だ。純潔の誓いを立て、30過ぎても童貞のヨンゴンにとって、女性との会話は未知の領域。それでも、試行錯誤しながら会話をするうち、モニカはヨンゴンに心を許し始める。

 ゲームをしたりしてだんだんムードが盛り上がってきた二人。モニカから積極的なアプローチが始まり、自ら服を脱ぎ捨てて、ビキニ姿となり迫って来る。さらなるお色気攻撃に、ヨンゴンは欲望に負けそうになりながらも、純潔の誓いを思い出しては劣情を必死で押さえるのだった。

 ところが突然、モニカの背骨が飛び出し、ヨンゴンの首を絞め、気を失った彼をロープで縛り上げる。目を覚ますと、モニカはヨンゴンに「純潔の精子が必要なの…」と告げる。彼女は生涯で1日だけ子どもが産める身体となったエイリアンだったのだ! しかし、彼女が子供を産むと、それが原因で地球が滅んでしまう…。

●アジコのおすすめポイント:

なんとも奇想天外な物語が冒頭からシュールに展開する本作。オ・ヨンドウ監督によれば、最初からエイリアンものを撮るつもりではなく「まずふたりを主役に据えてから中身を考えた」とのこと。この辺の詳細は、監督インタビューでお読みください。一人で何役も兼ねているホン・ヨングン演ずる主人公には、父親との確執やトラウマもあり、その後の展開をみると、この辺の事情も隠しテーマになっているようです。ビキニとはいっても実際は黒い下着姿なのですが、もしもこんな状況に陥ったら、男性の皆さんはさぞや大変だろうなあ…と思ってしまうアジコでした。


p4p5p6

▼監督インタビュー ▼公式サイト 閉じる